「北米聖公会」とは異なります。
ワシントンD.C.教区の主教座聖堂である「ワシントン大聖堂」には米国聖公会総裁主教もいる。また大統領就任時・もと大統領の葬儀などの様々な国家行事に超教派的な使用がされている。
米国聖公会(べいこくせいこうかい)またはアメリカ合衆国監督教会(Episcopal Church in the United States of America、略称:ECUSA)[1] は、キリスト教の一派・聖公会(アングリカン・コミュニオン)のひとつ。アメリカ合衆国、ヴァージン諸島、ハイチ、台湾、コロンビア、ドミニカ国、エクアドル、ホンジュラスに主教区を持つほか、プエルトリコおよびベネズエラの主教区と地域を越えた関係にある。 18世紀にアメリカ合衆国がイギリスから独立するとともに創設された。アメリカ独立戦争以前はイングランド国教会の一部であり、聖職者は就任にあたりイギリス国王の承認を得る必要があった。コネチカット州の聖職者がサミュエル・シーベリー
歴史
このため米国聖公会は、スコットランド聖公会を通じた使徒継承を主張している。「アングリカン・チャーチ」ではなく「監督教会」(Episcopal Church)を名乗る所以は、このスコットランド聖公会(Scottish Episcopal Church)からの系譜を示している。スコットランドとの関係を示すため、米国聖公会の紋章にはスコットランドのセント・アンドリュー・クロスをかたどった意匠が使われている。
2009年に女性司祭、LGBTなどに反対する保守派が北米聖公会(ACNA
)を結成して、アメリカ合衆国とカナダ聖公会を離れて、北米聖公会は現在アングリカン・コミュニオンに参加していない。アメリカ福音ルター派教会と完全相互陪餐の関係にある。 米国における教会員はおよそ300万人である。富裕層や社会上層部に信者が多く、歴代のアメリカ合衆国大統領の1/4、アメリカ合衆国最高裁判所長官の1/4は米国聖公会の信者である[2]。初代アメリカ合衆国大統領のジョージ・ワシントンやアメリカ合衆国憲法起草者のアレクサンダー・ハミルトンをはじめ、モルガン財閥創業者のジョン・モルガンやフォード・モーター創業者のヘンリー・フォードも信徒である。またアメリカ合衆国議会と合衆国最高裁判所判事の約半分が信者である。ただし、近年では社会的影響力を付けてきたヒスパニック移民の信者も増加傾向にある。
信者数
特徴
強いリベラル寄りの姿勢聖公会ニューハンプシャー州主教ジーン・ロビンソン