篠崎 実(しのざき みのる、1949年2月26日 - )は、日本のオートレース選手。
東京都出身、9期。川口オートレース場所属。所有車は「ゴッドブレス、Mジングウ、ゴッドハンド、シビックR」。
略歴
広瀬登喜夫(期前)、阿部光雄(6期)、且元滋紀とともに、『川口四天王』と称される。
上記の且元滋紀及び、飯塚将光(船橋オートレース場所属)らはオートレース選手養成所の同期生。
田代祐一(15期)の川口在籍時代の師匠である。
湿走路(雨走路)を得意としている。
2016年5月20日、川口オートレース場で行われた優勝戦を制し、オートレース史上最年長優勝記録を更新(当時67歳2ヶ月24日)[1][2][注 1]。
2021年2月12日、伊勢崎オートレース場で行われた「GIIレジェンドカップ」開催3日目の第3Rで勝利し、オートレースのG2最年長勝利記録を更新(当時71歳353日)[4]。翌2月13日、開催4日目の第7Rで勝利し、G2最年長勝利記録を1日で更新した(当時71歳354日)[5]。
2021年4月26日、川口オートレース場で行われた「SG第40回オールスターオートレース」開催2日目の第3Rで勝利し、オートレースのSG最年長勝利記録更新を更新(当時72歳60日)[6]。2日後の4月28日、開催4日目の第4Rで勝利し、SG最年長勝利記録記録をわずか2日で更新(当時72歳62日)[7]。1節間で2度SG勝利記録更新は史上初[8][注 2]。
2021年5月27日、川口オートレース場で行われた「GII 川口記念」開催2日目の第4Rで勝利し、オートレースのG2最年長勝利記録を更新(当時72歳91日)[10]。3日後の5月30日、開催最終日の第10Rに勝利し、G2最年長勝利記録を更新(当時72歳94日)[11][注 3]。
2022年4月29日、川口オートレース場で行われた「SG第41回オールスターオートレース」開催4日目の第6R準々決勝戦で勝利し、自身が持つSG最年長勝利記録更新を更新(73歳63日)[8]。
2023年1月4日、川口オートレース場で行われた「報知新聞社杯 ニューイヤーカップ」(普通開催)開催最終日の第8レースにて1着となり、オートレース史上5人目の通算1,500勝を達成した[12][注 4]。
2023年1月23日、川口オートレース場で行われた「川口市営第12回1節」開催最終日の第12レース優勝戦にて1着となり、通算117回目の優勝。73歳10か月29日での優勝は、オートレース最年長優勝記録と公営競技最年長優勝記録を同時に更新した[14][注 5]。
選手データ
プロフィール
選手登録:1971年3月25日
身長:161.8cm
体重:55.2kg
血液型:B型
趣味:魚釣り
戦歴
通算優勝回数:117回
グレードレース(SG、GI、GII)優勝回数:14回
全国区レース優勝回数:2回(SG2回)
SG優勝回数:2回
日本選手権オートレース(1985年)
オールスターオートレース(1988年)
GI優勝回数:8回
キューポラ杯争奪戦(川口) '04 1回
グランドチャンピオン決定戦(川口) '79, '93 2回
ダイヤモンドレース(飯塚) '89 1回
スピード王決定戦(山陽) '87 1回
開設記念グランプリレース(川口) '80 1回
オート発祥記念船橋オート祭(船橋) '76 1回
秋のスピード王決定戦(浜松) '76 1回
GII優勝回数:6回
サンケイスポーツ・まがたま杯争奪戦(川口) '82, '83, '93, '96 4回
日刊スポーツ・キューポラ杯争奪戦(川口) '88, '96 2回
受賞歴
オートレース表彰選手
特別賞:1回
平尾昌晃賞:2回
通算勝利記録選手賞
日本プロスポーツ大賞
功労賞:1回
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 2019年10月30日に長谷川啓が記録を更新、68歳6ヶ月10日[3]
^ これまでの記録は、安藤定実が「SG第34回オールスターオートレース」(2015年4月29日、浜松、第3R)にて達成した当時70歳337日だった[9]。
^ 2021年10月9日、鈴木章夫が記録を更新、75歳48日。
^ この日は、鈴木辰己が浜松オートレース場で開催された「第7回 花の舞新酒杯」(普通開催)開催最終日の第10レースにて1着となり、オートレース史上6人目の通算1,500勝を達成した[13]。
^ これまでの記録は、オートレースでは鈴木清市(伊勢崎)の68歳9か月4日(2021年11月23日)、公営競技全体ではボートレースの加藤峻二(埼玉、引退)の71歳2か月13日(2013年3月25日)だった[15]。
出典^ 篠崎実67歳Vで最年長記録更新/川口 日刊スポーツ 2016年5月20日18時22分