節口綱
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節口綱
生息年代: Tremadocian?0
Pre??OSDCPTJKPgN
ミナミカブトガニカブトガニ、左)とユーリプテルスウミサソリ、右)
地質時代
オルドビス紀トレマドッグ期) - 現世[1][注釈 1]
分類

:動物界 Animalia
:節足動物門 Arthropoda
亜門:鋏角亜門 Chelicerata
階級なし:真鋏角類 Euchelicerata
:節口綱(腿口綱)
Merostomata
sensu Woodward, 1866

学名
Merostomata
sensu Woodward, 1866
下位分類群[2]


カブトガニ目 Xiphosura

ウミサソリ目 Eurypterida

カスマタスピス目 Chasmataspidida†

オファコルス Offacolus†

ダイバステリウム Dibasterium†

節口綱(せっこうこう)、腿口綱(たいこうこう)、またはメロストマ綱[3]学名: Merostomata)は、鋏角類に属する節足動物分類群)の1つ。構成は節口類・腿口類[3](merostome[4])と総称される。カブトガニ類ウミサソリ類などが含まれ、縁辺部が広げた背甲を特徴とする[5]

現生では4種のカブトガニ類のみを含むが、化石は300種を超えるほど多く知られる[1]。主に古生代堆積累層から見つかり、知られる確定的な最古記録は少なくとも約4億8,000万年前のオルドビス紀早期まで遡る[1][注釈 1]
名称

学名「Merostomata」はギリシャ語の「meros」(太もも)と「stoma」()の合成語。これは本群において、の基部が口器顎基)に特化し、がその間にあるように見えることに因んでいる[6]
用法

1852年、「Merostomata」はジェームズ・デーナ(James Dwight Dana)によって創設され、当時はカブトガニ類のみを含む分類群であった(Merostomata Dana, 1852)。1866年、Henry Woodward はこの分類群にウミサソリ類を追加して以降、節口類(Merostomata sensu Woodward, 1866)は20世紀後期までカブトガニ類とウミサソリ類を含む分類群として広く流用されていた[4]

しかし20世紀後期以降では、本群の単系統性が一般に否定され、ウミサソリ類はカブトガニ類よりもクモガタ類に近縁という説が主流となっている[5]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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