この項目では、神奈川県の自治体について説明しています。当自治体の大字で、便宜上「箱根町」と呼ばれる地域については「箱根 (箱根町)」をご覧ください。
はこねまち
芦ノ湖・箱根神社の平和鳥居と富士山
箱根湯本温泉箱根 彫刻の森美術館
大涌谷箱根ガラスの森美術館
箱根町旗箱根町章
1958年2月11日制定
国 日本
地方関東地方
都道府県神奈川県
郡足柄下郡
市町村コード14382-1
法人番号7000020143821
面積92.86km2
総人口10,970人 [編集]
(推計人口、2024年5月1日)
人口密度118人/km2
隣接自治体小田原市、南足柄市、足柄下郡湯河原町
静岡県:御殿場市、裾野市、三島市、駿東郡小山町、田方郡函南町
町の木ヤマザクラ
町の花サンショウバラ
(別名:ハコネバラ)
町の鳥
町の魚
町の歌きつつき
ワカサギ
和む光の(1976年制定)
箱根町役場
町長[編集]勝俣浩行
所在地〒250-0398
神奈川県足柄下郡箱根町湯本256番地
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度11分22秒 東経139度01分29秒 / 北緯35.1894度 東経139.0247度 / 35.1894; 139.0247座標: 北緯35度11分22秒 東経139度01分29秒 / 北緯35.1894度 東経139.0247度 / 35.1894; 139.0247
箱根町役場町庁舎位置
外部リンク公式ウェブサイト
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箱根町全域のCG画像
箱根町(はこねまち)は、神奈川県西部にあり、足柄下郡に属する町。
箱根峠の東側にあり、箱根温泉や芦ノ湖、箱根神社で有名。 古くからの温泉町である。また、江戸時代には箱根関が置かれた地である。なお、箱根温泉とは湯本、塔ノ沢、大平台、宮ノ下、小涌谷など町内にある温泉の総称である。 温泉地としての評価は、江戸時代の温泉番付によると前頭格だった。戦後は、堤康次郎率いる西武・国土計画陣営(駿豆鉄道→現伊豆箱根鉄道、伊豆箱根バス等)と、五島慶太・安藤楢六率いる東急・小田急陣営(箱根登山鉄道→現小田急箱根、箱根登山バス等)によって「箱根山戦争」と揶揄される精力的な観光開発競争があり急速に発展、以後は日本を代表する温泉観光地として知られている。 年明けの1月2、3日に行われる東京箱根間往復大学駅伝競走は長い歴史を持ち、数々の名勝負を生んだ正月の恒例行事であり、箱根が最も活気に溢れる。 2016年3月には芦ノ湖周辺が森林セラピー基地としての認定を受け、2017年に環境省により公表された富士山がある風景100選では町内12ヶ所が選定された。 箱根山を中心とする連山に囲まれ、カルデラ湖の芦ノ湖がある。町は森林セラピー基地に認定されている。 気候は町内が広いために多様性に富んでおり、標高や海との距離でも大きく異なっている。全般的には箱根山の影響で非常に雨が多い地域となっている。中心地の箱根湯本付近は低地のため小田原の気候と変わらず温暖であるが、内陸に行くほど、標高が上がるほど内陸性の寒冷な気候となっている。特に仙石原付近は標高700mほどだが平坦な高原地域となっており寒さが厳しくなっている。芦ノ湖は水温が高いために冬季に結氷することは無く、そのため冬でも湖水効果で近隣の同じような標高に位置する富士五湖地域と異なり、標高700m超の地域としては比較的温和な気候をもたらしている。町内には芦之湯の855mの地点にアメダスが設置されているものの降水量の観測しか行われておらず、気温は観測されていない。冬季は南岸低気圧の影響を受ける時に標高の高い地域では大雪となりやすく、首都圏の積雪予報の指標ともなっている。しかしながら、町内には積雪計も設置されていない。このように箱根の気候は多様性に富んでおり、一概に一つの地点のみをもってして箱根の気候を表現することは不可能である。 箱根(1991年 - 2020年)の気候
概要
地理詳細は「箱根山」を参照
山:神山、冠ヶ岳、箱根駒ヶ岳、明神ヶ岳、金時山、箱根峠、二子山、鞍掛山
川:蛇骨川、須雲川、早川、明神川、大沢
湖:芦ノ湖、お玉ヶ池、大涌谷
滝:蛙の滝、玉簾の滝、飛烟の滝、初花の滝、飛竜の滝、千条の滝
気候
月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年
降水量 mm (inch)127.7
(5.028)151.3
(5.957)284.6
(11.205)321.8
(12.669)326.8
(12.866)420.4
(16.551)425.3
(16.744)346.1
(13.626)448.7
(17.665)403.8
(15.898)197.1
(7.76)107.9
(4.248)3,561.3
(140.209)
平均降水日数 (?1.0 mm)7.88.813.212.713.216.215.813.114.712.99.77.2145.3
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[1]
歴史「箱根峠#歴史」、「箱根温泉#歴史」、「箱根関」、および「箱根宿」も参照
律令時代 - 東海道相模国足柄下郡に属す。
1180年8月 - 源頼朝が挙兵して序盤の戦いを石橋山で戦った。
「石橋山の戦い」を参照
江戸時代 - 徳川家康が江戸幕府を開くと、東海道を足柄峠経由から箱根峠経由に変更させ、現在の箱根町に当たる芦ノ湖畔に箱根関所を設置し、「入鉄砲に出女(武家の妻女)」を厳重に監視した。箱根宿三島町及び芦川町は韮山代官所直轄の天領、箱根宿小田原町、新町、新谷町及びそれ以外の箱根町の区域のほとんどは、小田原藩領となる[2]。
1868年8月17日(慶応4年6月29日) - 箱根宿三島町及び芦川町の民政一般が神奈川府の管轄となる。ただし一部事務などは韮山県が扱った[2]。
明治初年 - 箱根宿が箱根駅に名称を変更する。
1869年7月25日(明治2年6月17日) - 版籍奉還により、明治政府の行政区画としての小田原藩が成立する。
1871年8月29日(明治4年7月14日) - 廃藩置県により、小田原藩が廃止され、小田原県となる。
1871年(明治4年9月) - 韮山県廃止により、箱根駅が全面的に神奈川県の管轄となる。
1871年12月25日(明治4年11月14日) - 小田原県は廃止され、神奈川県管轄地域を含めた足柄下郡の全域が足柄県に属す[3]。
1876年(明治9年)4月18日 - 足柄県を分割して、これ以降は神奈川県に属する[4]。
1884年(明治17年) - 箱根駅、元箱根村及び芦之湯村が「箱根駅外二ケ村」連合戸長制を敷く[2]。
1886年(明治19年)7月 - 函根離宮(現在の恩賜箱根公園)が竣工する。
1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、箱根駅、湯本村、温泉村、宮城野村、仙石原村、元箱根村及び芦之湯村が発足する[5]。箱根駅、元箱根村及び芦之湯村は、「箱根駅外二ヶ村組合」にて行政を行う[2]。
1892年(明治25年)10月29日 - 県治局長による内翰により、箱根駅が箱根町に名称を変更する[5]。箱根駅外二ヶ村組合は、箱根町外二ヶ村組合となる。
1904年(明治37年) - 七湯経由の人力車道が足ノ湖畔まで開通する[2]。
1927年(昭和2年)10月1日 - 湯本村が町制施行して、湯本町となる[5]。
1935年(昭和10年)2月 - 同年、横浜市で行われた「横浜復興記念博覧会」の第二会場として「箱根観光博覧会」が開催される。温泉館、水族館などがあり、今なお続く箱根の大名行列はこの博覧会のイベントとして始まった[6]。
1945年(昭和20年)- 1月以降、ドイツやソビエト連邦、満洲国などの大使館が連合国の空襲から避けるべく東京より疎開する。
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキソースに箱根町、元箱根村および芦之湯村を廃し、箱根町を置く件
1954年(昭和29年)1月1日 - 箱根町外二ヶ村組合の箱根町、元箱根村及び芦之湯村が合併して、改めて箱根町が発足する。