管理楽曲
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管理楽曲(かんりがっきょく)は、日本の音楽業界においてJASRAC著作権信託せず、レコード会社や所属プロダクション音楽出版会社など権利を保有する者が管理する制度、またはその楽曲である。

主に専属楽曲と外国曲の2種類を合わせて管理楽曲と言うが、カラオケ等での管理楽曲は「専属楽曲」のみ指す傾向がある。

世に出回っている楽曲で(著作権が消滅しているものを除く)、JASRACのデータベースで登録がなければ(JASRAC非信託)、管理楽曲である可能性が高く[1]、この場合は権利を保有するレコード会社・音楽出版会社・制作企業か、作家本人あるいは遺族など作家側によって管理されている。

なお、権利者に無断でCDなどの発売・インターネット上での配信・放送などを行った場合は、当然ながら著作権法によって処罰の対象となる。
目次

1 専属楽曲

1.1 主な専属作家の一覧

1.1.1 日本コロムビア

1.1.2 ビクターレコード(ビクターエンタテインメント)

1.1.3 テイチクレコード(テイチクエンタテインメント)

1.1.4 キングレコード

1.1.5 ユニバーサルミュージック

1.1.6 第一興商グループ

1.1.7 特定のレコード会社に所属しないもの


1.2 主な専属楽曲の一覧


2 外国曲

3 ゲームミュージック

4 インディーズ楽曲

5 同人音楽

6 脚注

7 関連項目

8 外部リンク

専属楽曲

1971年以前(著作権法施行前)の一部の曲(いわゆる懐メロ)で、作詞家・作曲家(作家)がレコード会社と専属契約を行い創作・発売した楽曲のため、作家がレコード会社に著作権を譲渡し、レコード会社が著作権と楽曲の利用権を独占的に保有している楽曲である。老舗のレコード会社で1930年?1960年代のヒット曲演歌ムード歌謡)や童謡を作り上げた作曲家の多くがこれに該当する。

1971年に新著作権法が施行されてから、作家が所属するレコード会社や音楽出版社プロダクションを通して著作権をJASRACに信託し、JASRACの管理下となっているのがほとんどである為、その楽曲の場合はJASRACに利用許諾申請と使用料を支払えば楽曲の利用が可能である。

しかし、専属楽曲は各々レコード会社に専属開放申請を行い、許諾された場合は使用料を支払わなければならない。

明確な利用目的が無かったり、インターネット上でのメロディー配信を目的とするものは許可が下りない事が多い。
主な専属作家の一覧

順不同・敬称略。※印がある作家はレコード会社の他にプロダクションなどにも楽曲の利害関係があるもの。
日本コロムビア

西條八十

服部良一

古賀政男

石本美由起

船村徹


山田耕筰(一部)

武鹿悦子

小村三千三

丘灯至夫

遠藤実


古関裕而

西沢爽

狛林正一

中山晋平

越部信義


米山正夫

吉岡治

河村利夫

佐藤惣之助

野村俊夫


木下忠司

小村三千三

星野哲郎
但し、越部のおかあさんといっしょ関連楽曲はビクターレコードよりリリース。また、古賀はテイチク(後述)にも所属アーティストとして在籍していたことがある。
ビクターレコード(ビクターエンタテインメント)

吉田正

古賀政男

船村徹


服部良一

中山晋平

佐伯孝夫


喜志邦三

渡久地政信

平岡照章


宮川哲夫

飯田信夫

東辰三

テイチクレコード(テイチクエンタテインメント)


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