筧 昌也(かけひ まさや、1977年11月2日 - )は、日本の映画監督、ドラマ演出家、脚本家、漫画原作者。 東京都西東京市出身。東京都立保谷高等学校、日本大学芸術学部映画学科卒業。 漫画家としての萌芽は早く、14歳の時、『妖怪のいる街』でビッグコミックスピリッツ月例新人奨励賞受賞。他にも講談社の「ちばてつや賞」にも入選経験がある。 大学時代、『スクラップ』『ハライセ』と続けて二本の自主制作映画を完成させる。それぞれゆうばり映画祭に、後者は第3回京都国際学生映画祭に入選する。 大学卒業後の一時期、映像制作会社に在籍し、CG及び映像編集関連の技術を本格的に得る。退社後はモーショングラフィック、アニメーションの制作を中心に活動していた。 2003年、自主映画『美女缶』を発表。三度目の挑戦にしてゆうばり映画祭03オフシアター部門グランプリを獲得し、他にもぴあフィルムフェスティバル03企画賞、みちのく国際ミステリー映画祭03角川オフシアター・コンペティショングランプリなど、各地の映画祭で自主映画関連の賞を総なめにし、2004年の劇場公開につなげる。 2005年には『美女缶』を『世にも奇妙な物語 '05春の特別編』で妻夫木聡主演でセルフリメイク。2006年には小説版『美女缶』も自ら執筆。 2008年、それまで自主作品として制作していた短編『ロス:タイム:ライフ』が、フジテレビでオムニバス連続ドラマ化される。自身も原案・総監督・演出として参加。また、これにやや先駆けて『Sweet Rain 死神の精度』で、劇場用長編映画監督デビューを果たしている。
来歴
作品
長編・中編映画
美女缶(2003年、監督・脚本)
Sweet Rain 死神の精度(2008年、監督・脚本)
トラさん?僕が猫になったワケ?(2019年、監督)
テレビドラマ・ショートフィルム
スクラップ(1998年)
ハライセ(2000年)
ロス:タイム:ライフ(2003年、監督・脚本・編集・VFX)
SKIPCITY国際Dシネマ映画祭2005短編部門上映
透明人間だもの(2003年)
ハリコマレ!(2004年、監督・脚本・編集)
au ミニッツストーリーシリーズ(2004年?2005年)
怪談新耳袋「ヘアピン」「欠席届」(2005年、BS-i、監督)
ロス:タイム:ライフ2(『美女缶』DVD収録)(2005年、監督・脚本)
世にも奇妙な物語 '05春の特別編「美女缶」(2005年、フジテレビ、原案・脚本・監督)
スパイ道2「死後のスパイ 芽島奈保子」(2005年、BS-i、脚本・監督)
Gir's BOX 第1話『箱入り娘のクリスマス』(2005年、BS-i、監督)
ハヴァ、ナイスデー「35度の彼女」(2006年、監督・脚本)
ユキポンのお仕事(2007年、テレビ東京、監督)
恋するマドリ(2007年、原案)
ロス:タイム:ライフ(連続ドラマ版)(2008年、フジテレビ、原案・総監督・演出・企画協力)
東京オンリーピック「ブランカー」(2008年、監督)
藤子・F・不二雄のパラレル・スペース 第4話「かわい子くん」(2008年、WOWOW、監督・脚本)
藤子・F・不二雄のパラレル・スペース 第5話「征地球論」(2008年、WOWOW、出演) - 調査員の声 役
愛の小手指(自主制作ショートフィルム)(2009年、YouTube)
【au版】ロス:タイム:ライフ(2009年 - 2010年、LISMO Channel・LISMO Video Store 監督) ※第10節(猫編)、第11節(ロックスター編)、第12節(親子編)