筑豊本線
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筑豊本線

筑豊本線の列車(鞍手駅 - 筑前垣生駅間)
基本情報
通称若松線(若松 - 折尾間)
福北ゆたか線(折尾 - 桂川間)
原田線(桂川 - 原田間)
日本
所在地福岡県
種類普通鉄道在来線地方交通線
起点若松駅
終点原田駅
駅数25駅
電報略号チホホセ[1]
路線記号JE(若松線)
JC(福北ゆたか線)
JG(原田線)
開業1891年8月30日
全通1929年12月7日
所有者九州旅客鉄道(JR九州)
運営者九州旅客鉄道(JR九州)
使用車両使用車両を参照
路線諸元
路線距離66.1 km
軌間1,067 mm狭軌
線路数複線(若松 - 中間・鞍手 - 飯塚間)
単線(上記以外)
電化方式交流20,000 V・60Hz,
架空電車線方式(折尾 - 桂川間)
閉塞方式複線自動閉塞式(下記以外)
単線自動閉塞式(飯塚 - 桂川 - 原田間)
最高速度95 km/h[2]

路線図


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筑前内野駅 - 筑前山家駅間の冷水峠を越えるキハ31形

筑豊本線(ちくほうほんせん)は、福岡県北九州市若松区若松駅から福岡県筑紫野市原田駅に至る九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線地方交通線)である。

鹿児島本線篠栗線を含めた黒崎駅 - 折尾駅 - 桂川駅 - 博多駅間には「福北ゆたか線」(ふくほくゆたかせん)、若松駅 - 折尾駅間には「若松線」(わかまつせん)、桂川駅 - 原田駅間には「原田線」(はるだせん)の愛称が付けられている。
概要

かつては石炭輸送が盛んであり、炭鉱などに通じる多くの貨物支線を有していたが、炭鉱の閉山によって現在はすべて廃止された。現在は旅客列車のみが運行されている。直方市飯塚市などの市町から北九州市・福岡市などへ通勤・通学利用が主体となっている。

2001年に折尾駅 - 桂川駅間が篠栗線とともに電化された。それまでの非電化時代には、ラッシュ時輸送に対応するために客車列車が設定されていた。また、都市間輸送を強化するため高性能な気動車も投入された。

長らく「本線」を名乗るJR線としては最短の路線であったが、2016年の留萌本線一部区間廃止以降は最短でなくなった。2021年4月時点では日高本線 (30.5 km)、留萌本線 (50.1 km) に次いで3番目に短い路線となっている。

全線が旅客営業規則の定める「福岡近郊区間」に含まれる。本線を名乗るJR線で全区間が大都市近郊区間に含まれていた路線は国鉄時代から通してしばらくこの筑豊本線のみであったが、2009年3月14日東日本旅客鉄道(JR東日本)総武本線成東駅 - 銚子駅間が新たに大都市近郊区間に含まれるようになって同路線全区間が対象となったことにより、当路線が唯一のものではなくなっている。

IC乗車カードSUGOCA」が若松駅 - 桂川駅間で使用可能となっている。一方、原田線はSUGOCA利用エリア外であり、桂川駅 - 原田駅間の途中駅では利用できない。しかし、特例として福北ゆたか線の各駅から、原田駅以遠鹿児島本線方面のSUGOCA利用エリア駅相互間をSUGOCAを用いて乗車する場合、原田線を通過できる[3]

2016年12月22日よりスマートフォンアプリ「JR九州アプリ」内の列車位置情報システム「どれどれ」が運用開始され、「福北ゆたか線・若松線」のページにおいて、リアルタイムの列車位置情報が配信開始された[4]。なお、原田線については未提供である。

2018年9月28日に駅ナンバリングが制定された[5]。筑豊本線は路線愛称の区間別に路線記号・ラインカラーが制定され、福北ゆたか線はJCの路線記号・黄色のラインカラー、若松線はJEの路線記号・青のラインカラー、原田線はJGの路線記号・緑のラインカラーが制定された[5]
路線データ

管轄(事業種別):九州旅客鉄道(
第一種鉄道事業者


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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