筑波山神社
拝殿
所在地茨城県つくば市筑波1番地
位置男体山本殿
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度13分32.50秒 東経140度5分54.70秒 / 北緯36.2256944度 東経140.0985278度 / 36.2256944; 140.0985278 (男体山本殿)
筑波山神社(つくばさんじんじゃ)は、茨城県つくば市筑波にある神社。式内社(名神大社1座、小社1座)。旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社。 関東平野北東部、茨城県南西にそびえる筑波山を神体山として祀る神社であり、主要社殿は次の3箇所に形成されている。 筑波山は西峰・東峰からなる双耳峰であり、筑波山神社本殿はその両山頂に1棟ずつ鎮座している。境内は広大で、筑波山南面の海抜270メートルの線(拝殿)以上を社地とし、その面積はおよそ354ヘクタールにも及ぶ[2]。 南面中腹にある拝殿周辺には、門前町が形成されている。一般に「筑波山神社」という場合は、この拝殿周辺を指すことが多い。拝殿の西には筑波観光鉄道の筑波山ケーブルカーの宮脇駅があるほか、登山口も設けられており、参拝客のみならず登山客によっても賑わいを見せている。 筑波山は『常陸国風土記』に見える頃より神の山として信仰が深く、その神霊を祀る筑波山神社は公家・武家から崇敬が深い神社であった。また文化財では、太刀(銘吉宗)が国の重要文化財に指定されているほか、社殿数棟が茨城県・つくば市指定有形文化財に指定されている。 主祭神は次の2柱[2][1]。 本殿の神体は神衣(かんみそ)で、御座替祭で取り替えられる[1]。なお『明治神社誌料』では神鏡とする[3]。 伊弉諾尊・伊弉冊尊2神は結婚し、多くの神々を産みまた国産みをしたことから、縁結び・夫婦和合・家内安全・子授け・子育て等のご利益があるとして信仰される[1]。また交通安全、工事安全等のご利益があるともされている[1]。 筑波山は男体山・女体山からなる双耳峰で、その両峰にそれぞれ神があてられている。2峰が相並ぶ山容から、自然と男女2柱の祖神が祀られるようになったともいわれる[2]。 『常陸国風土記』[原 1]では筑波山について、西峰(男体山)は険しく、神の峰として登山が禁じられていたと記す。一方、東峰(女体山)は険しいながら夏冬絶えず泉が流れ、春秋には男女が集い歌垣が行われたという。このように男体山は禁足地、女体山は開放地とされており、風土記編纂当時にはすでに性格が大きく異なっていた[4]。祭祀遺物も、女体山付近において7世紀末から12世紀に渡って多数発見されている[5]。 神名は、六国史では「筑波男神」「筑波女神」と記されている。江戸時代に入ると人格神をあてる説も散見され、文献には次の記載が見える[4]。
概要
男体山本殿 - 西峰頂上(男体山<なんたいさん>、標高871メートル)。
女体山本殿 - 東峰頂上(女体山<にょたいさん>、標高877メートル[注 1])。
拝殿 - 山腹(標高270メートル)。両本殿を遥拝する。
祭神
筑波男ノ神(つくばおのかみ、筑波男大神)男体山の神。人格神を伊弉諾尊(いざなぎのみこと)とする。
筑波女ノ神(つくばめのかみ、筑波女大神)女体山の神。人格神を伊弉冊尊(いざなみのみこと)とする。
祭神について
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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