筑波大学附属大塚特別支援学校
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筑波大学附属大塚特別支援学校


過去の名称東京高等師範学校附属小学校補助学級
東京教育大学附属中学校特殊学級
東京教育大学附属大塚養護学校
筑波大学附属大塚養護学校
国公私立の別国立学校
設置者国立大学法人筑波大学
設立年月日【前身】
1908年明治41年)
【養護学校創立】
1960年昭和35年)
創立記念日4月1日
共学・別学男女共学
設置学部幼稚部
小学部
中学部
高等部
学期2学期制
特別支援学校コード13052E(高等部のみ)[1]
所在地〒112-0003
東京都文京区春日一丁目5番5号北緯35度42分28.1秒 東経139度44分51.7秒 / 北緯35.707806度 東経139.747694度 / 35.707806; 139.747694座標: 北緯35度42分28.1秒 東経139度44分51.7秒 / 北緯35.707806度 東経139.747694度 / 35.707806; 139.747694
公式サイト ⇒筑波大学附属大塚特別支援学校|知的障害教育における先導的教育モデルをめざして
Portal:教育
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筑波大学附属大塚特別支援学校(つくばだいがくふぞく おおつかとくべつしえんがっこう、Special Needs Education School for the Mentally Challenged, University of Tsukuba)は、東京都文京区春日一丁目にある国立特別支援学校

筑波大学附属学校で、国立の知的障害特別支援学校でもある。目次

1 概要

2 教育

2.1 幼稚部

2.2 小学部

2.3 中学部

2.4 高等部


3 行事

4 沿革

5 脚注

6 関連校

7 関連項目

8 外部リンク

概要
歴史
1908年明治41年)に東京高等師範学校附属小学校(現・筑波大学附属小学校)に、知的障害児に特別な教育を行う単級編成の「第三部補助学級」を設置。1944年(昭和19年)には太平洋戦争で一旦休校となるが、1951年(昭和26年)には大学に特殊教育学科が設けられ、1956年(昭和31年)4月1日、東京教育大学附属中学校特殊学級(1学級)が新設される。1940年(昭和35年)4月1日、附属小第五部(2学級)、附属中学特殊学級(2学級)を母体として東京教育大学附属養護学校設立、同時に小学部・中学部で各1学級増となる。以後、高等部の設置(1962年(2学級)、1966年に1学級増設)、幼稚部の設置(1963年に5歳児1学級、1964年に2年保育課程(4歳児1学級)、特別学級設置(1970年に1学級、1学級増設)を経て、幼小中高一貫教育となる。1978年(昭和53年)、東京教育大学の閉学に伴い筑波大学に移管され「筑波大学附属大塚養護学校」に改称。2007年(平成19年)、現校名「筑波大学附属大塚特別支援学校」に改称。創立は1960年としており、2015年(平成27年)に創立55周年を迎えた。
設置
幼稚部、小学部、中学部、高等部からなる。通学は、幼稚部・小学部が50分以内。中学部・高等部は60分以内。
教育

特殊教育から特別支援教育への変化、在籍するこどもの障害の重度重複化・多様化、ICF (WHO, 2001) モデルによる障害概念の進化に伴い、2010年度より「個別教育計画」と「学習内容表」を活用する新たなカリキュラム研究をスタートさせた。

本校のカリキュラムは、全体として「See(評価)?Plan(計画)?Do(実践)/Improvement(改善)」のカリキュラム運用プロセスに基づいている。

「個別教育計画」は、「個のニーズ」に基づく「プラン」、S-P-D/Iの連環からなる「プロセス」、支援体制を構築する「システム」の3つの側面に基づいて立案される。これは「発達段階」、「障害特性」、「生活年齢」の3つの視点に応じて設定したものである。

「学習内容表」は、「関係の形成と集団参加」を中核に、「生活」、「認知」、「身体・運動」、「情操」、「コミュニケーション」を並列に構成し、これら6領域から「社会生活への入り口」として「社会生活・進路学習」とつながるように構成されている。その内容の特性上、生活文脈・生活経験を重視した学習、教科特性を活かした学習、個のニーズや発達段階、障害特性を重視した学習の3つのカテゴリに分けてとらえている。
幼稚部

「自発的にいきいきと活動できる子ども」を教育目標としている。3歳?5歳の2学級編成であるが、各年度の実態に応じて学級編成を検討する。個別指導以外の教育活動は、すべて2学級合同で実施する。
小学部

全ての指導が、「領域・教科を合わせた指導」の形態で教育課程が編成されている。個々の教育的ニーズを十分考慮し、集団を活かした授業を展開している。
中学部

高等部卒業までの6年間で、将来の社会・文化への参加および社会的自立を目指して、計画的、段階的に学習を進めていく。
高等部

将来の働く生活に必要な基礎的な力を養い、社会に対する認識や自己への理解を深め、個々に応じた進路を自ら選択するように総合的・実践的な学習を行う。
行事

5月に運動会、11月に「大塚祭」(文化祭)が幼小中高合同で実施される。

また、1978年から続く、1月に行われるスキー合宿は中高合同で実施される。

小学部は毎年附属小との交流学習がある。中学部では筑波大学附属高校との「交流および共同学習」が2010年度より実施されている。高等部では、ここ数年筑波大学附属坂戸高校との交流会が行われている。
沿革

1908年(明治41年)- 東京高等師範学校附属小学校の第三部に知的障害児を対象とした「補助学級」が設置される。

「東京高等師範学校附属小学校第三部補助学級」


1912年(明治45年)- 2学級編成となる。

1920年大正9年)- 組織改編により補助学級は第三部から「第五部」となる。

1944年昭和19年)- 太平洋戦争の激化により一時休校となる。

1949年(昭和24年)5月 - 東京高等師範学校を母体として、新制大学東京教育大学が発足。

1952年(昭和27年)9月5日 - 東京教育大学附属小学校に第五部が設置される(再開)。

1956年(昭和31年)4月1日 - 東京教育大学附属中学校に特殊学級が1学級設置される。

1959年(昭和34年)4月1日 - 附属中学校の特殊学級が1学級増設される。

1960年(昭和35年)

4月1日 - 附属小学校第五部と附属中学校特殊学級を母体として「東京教育大学附属養護学校」(小学部・中学部)が発足。

7月1日 - 開校式典を挙行。


1962年(昭和37年)4月1日 - 高等部(2学級)を新設。

1963年(昭和38年)4月1日 - 幼稚部(5歳児1学級)を新設。

1964年(昭和39年)

4月1日 - 2年保育課程(4歳児1学級)を新設。

8月 - 現在地に新校舎の一部が完成し、移転。


1966年(昭和41年)5月25日 - 講堂体育館が完成。

1970年(昭和45年)4月1日 - 特別学級を新設。

1978年(昭和53年)4月1日 - 筑波大学への移管により「筑波大学附属大塚養護学校」に改称。

1984年(昭和59年)- 3号館を増築。

1985年(昭和60年)3月9日 - 1号館と2号館を改修。


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