第79回ヴェネツィア国際映画祭オープニング『ホワイト・ノイズ』
クロージング『The Hanging Sun
第79回ヴェネツィア国際映画祭は2022年8月31日から9月10日まで開催された[3]。コンペティション部門の審査委員長はアメリカの女優であるジュリアン・ムーアが務めた[4]。 前々回や前回と新型コロナウイルス感染症の影響を受けていたが、今回はマスク着用も義務から推奨となるなど規制がなくなった[5]。また、今回はロシアのウクライナ軍事侵攻の影響からカンヌ国際映画祭につづいてウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が開会式にて事前収録されたビデオメッセージでウクライナ侵攻を「実話に基づいたドラマ」「120分ではなく、189日の長さの恐怖」と表現し、「ウクライナに背を向けないでください」「沈黙せず、恐れないで欲しい」と現状や戦争を忘れないように訴えた[5][6]。 日本からはコンペティション部門に深田晃司監督の『LOVE LIFE』[7]、オリゾンティ部門に石川慶監督の『ある男』[8][9]、ヴェネツィア・クラシックス部門に今村昌平監督の『神々の深き欲望』[10]、小津安二郎監督の『風の中の牝?』[11][12]、鈴木清順監督の『殺しの烙印』[13]、ヴェネツィア・イマーシブ部門にWOWOWとCinemaLeap ラインナップは7月26日に発表された[21]。 コンペティションとして以下の作品が選ばれた[21][22][23][24]。 日本語題原題監督製作国
概要
公式選出
コンペティション
蟻の王Il signore delle formiche
さほええる ザ・ホエールThe Whale
ほわいとのいす ホワイト・ノイズWhite Noise(オープニング作品)ノア・バームバック アメリカ合衆国
L'immensitaエマヌエーレ・クリアレーゼ イタリア
フランス
サントメール ある被告Saint Omerアリス・ディオップ(英語版) フランス
ふろんと ブロンドBlondeアンドリュー・ドミニク アメリカ合衆国
ター TAR/ターTarトッド・フィールド アメリカ合衆国
らふらいふ LOVE LIFEふかたこうし 深田晃司 日本
フランス
はると、いつわりのきろくとひとにきりのしんしつ バルド、偽りの記録と一握りの真実Bardo (o falsa cronica de unas cuantas verdades)アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ メキシコ
あてな アテナAthenaロマン・ガヴラス フランス