第38回スーパーボウル
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第38回スーパーボウル
Super Bowl XXXVIII

カロライナ
パンサーズ
ニューイングランド
ペイトリオッツ

(NFC代表)(AFC代表)
2932

1234


CAR010019

29
NE014018

32

開催日2004年2月1日
スタジアムリライアント・スタジアム
開催地テキサス州ヒューストン
MVPトム・ブレイディ, QB(ペイトリオッツ)
優勝予想ペイトリオッツ(7点)
国歌斉唱ビヨンセ
コイントスアール・キャンベルオーリー・マトソン、ドン・メイナード、Y・A・ティトル、マイク・シングレタリー、ジーン・アップショー
審判Ed Hochuli
ハーフタイムヒューストン大マーチングバンド、ジャネット・ジャクソンジャスティン・ティンバーレイクアウトキャストP・ディディキッド・ロックネリー
入場者数71,525人
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アメリカにおけるテレビ放送
ネットワークNFL on CBS
実況と解説グレッグ・ガンベル、フィル・シムズ
視聴率41.4(推測視聴者数 8,980万人)[1]
占有率63
CM広告料
(30秒)220万ドル

 < 第37回スーパーボウル第39回 > 

第38回スーパーボウル(Super Bowl XXXVIII)は2004年2月1日テキサス州ヒューストンリライアント・スタジアムで行われた38回目のスーパーボウルで、NFL2003年シーズンの決勝戦である。試合はAFC チャンピオンのニューイングランド・ペイトリオッツNFC チャンピオンのカロライナ・パンサーズを32-29の接戦で破り、チーム史上2度目のスーパーボウル制覇を成し遂げた。MVPはペイトリオッツのQBトム・ブレイディが受賞した。
背景

2000年11月1日、NFLオーナー会議によって第38回スーパーボウルがヒューストンで行われることが決まった。この試合はスーパーボウル史上初の開閉式の屋根を持つスタジアムでの開催となった。
道のり
ニューイングランド・ペイトリオッツ (2003 New England Patriots season
)

AFC東地区に所属するニューイングランド・ペイトリオッツは2年前の第36回スーパーボウルで激戦の末セントルイス・ラムズを破り、チーム史上初のリーグチャンピオンに輝いた。しかし翌2002年シーズンは波に乗りきれず9勝7敗でプレーオフ進出を逃し、このシーズンも決して万全のスタートではなかった。

オフにプロボウル選出経験のあるSロドニー・ハリソンを獲得するが、その後チームは大きく揺れ動く。ペイトリオッツはディフェンスのリーダーでもあり4度のプロボウル選出経験を誇るSロウヤー・ミロイに対し減給を受け入れるよう要請し、拒んだミロイを開幕5日前に放出した。ミロイは2日後に開幕戦の相手であったバッファロー・ビルズと契約し、その開幕戦では1サックを決めるなどの活躍を見せペイトリオッツは31-0で完封負けを喫した。さらに第4週でも敗れチームは2勝2敗とスタートに失敗した。ファンやチームメイトから大きな信頼を得ていたミロイの放出はHCビル・ベリチックへの批判につながった。ペイトリオッツは1年前にも元エースQBドリュー・ブレッドソーをビルズに放出しており、ブレッドソーはそのシーズンにプロボウルに選ばれていた。そのビルズを相手にチームの新たなエースQBであるはずのトム・ブレイディが4INTを喫するなどして惨敗したため、メディアはベリチックへの批判を強めた。ESPNの解説者トム・ジャクソンは「はっきりと言いたい。ペイトリオッツの選手は、自分たちのHCを嫌っている。」と発言した[2]

しかしここからチームは快進撃を始める。組織を中心とした強固なディフェンスとブレイディの率いる安定したオフェンスで盤石に勝利を重ねると、第7週のマイアミ・ドルフィンズ戦、第9週のデンバー・ブロンコス戦、第12週のヒューストン・テキサンズ戦、第13週のインディアナポリス・コルツ戦ではブレイディのウイニングTDドライブ、ビナティエリのウイニングFG、ディフェンスのビッグプレーなどで劇的な勝利をおさめた。シーズン最終週では再びビルズと対戦し、ブレイディの4TDパスの活躍などで31-0と開幕戦と全く同じスコアで今度は完封勝利をおさめ、12連勝でレギュラーシーズンを終えた。ホームで8戦全勝と強さを発揮したペイトリオッツはリーグ最少失点、リーグ最多の29INT、許したTDパスわずか11本(リーグ最少)、さらにリーグ6位の41サックをあげるなど強力なディフェンスを誇った。ブレイディはパス3,620ヤード23TDに対し12INTという活躍でチームのオフェンスを指揮し、新加入のロドニー・ハリソンはチームトップの94タックルを記録しオールプロに選ばれた。チームは14勝2敗で地区優勝を飾り、第1シードでプレーオフに進出した。



カロライナ・パンサーズ (2003 Carolina Panthers season)

NFC南地区に所属するカロライナ・パンサーズは創設9年目のチームであり、2001年シーズンにはわずか1勝しか挙げることができなかった。2002年にジョン・フォックスをHCに迎えるとチームは7勝9敗と成績を大きく伸ばした。

シーズンの開幕戦、チームはジャクソンビル・ジャガーズを相手に第3Qで17-0と大きくリードを許してしまう。ここでフォックスは先発QBロドニー・ピートを下げ控えQBジェイク・デロームを起用した。デロームはドラフトには指名されずNFLヨーロッパなどでプレーした、いわば無名のQBであった。しかしこの起用でデロームは、それまでわずか36ヤードしか獲得できなかったオフェンスを蘇らせ、24-23とチームを劇的な逆転勝利に導いた。この試合以後スターターQBの座を手にしたデロームはパンサーズのオフェンスを牽引する。昨シーズンはディフェンスがリーグ2位の成績をおさめながらもオフェンスがリーグ31位のヤード、リーグ30位の得点しか獲得することができなかったが、このシーズンはヤードでは16位、得点ではリーグ15位と大きく成長し、ディフェンスもヤードではリーグ8位、失点ではリーグ10位と上々の成績をおさめた。

さらにパンサーズはオーバータイムに突入した4試合のうちタンパベイ・バッカニアーズ戦、インディアナポリス・コルツ戦、ニューオーリンズ・セインツ戦の3試合で勝利を挙げており、また3点差以内のゲームで6勝1敗と接戦において抜群の強さを見せた。デロームはパス3,219ヤード19TDという活躍で不調だったオフェンスを蘇らせ、ディフェンスでは5サックのDTクリス・ジェンキンス(英語版)、12サックのDEマイク・ラッカーがプロボウルに選出された。さらにDEジュリアス・ペッパーズも7サックを記録するなど強力なDLを中心にリーグ8位の40サックを記録した。チームは開幕5連勝と波に乗ったのち、途中3連敗を喫するも最後は3連勝でシーズンを終え、11勝5敗で地区優勝を果たし第3シードでプレーオフ進出を決めた。



プレーオフ (NFL playoffs, 2003-04)

AFC第1シードのペイトリオッツはディビジョナル・プレーオフでこの年のCO-MVPスティーブ・マクネア率いるテネシー・タイタンズと対戦した。-15℃という寒さのなか行われた試合は第4Q、Kアダム・ビナティエリのFGが決勝点となり17-14で勝利をおさめた。続くAFCチャンピオンシップゲームでは同じくCO-MVPのペイトン・マニング擁するインディアナポリス・コルツと雪が舞うジレット・スタジアムで対戦。


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