第34回東京国際映画祭
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第34回東京国際映画祭オープニング『クライ・マッチョ
クロージング『ディア・エヴァン・ハンセン
会場 日本 東京都
創設1985年
受賞『ヴェラは海の夢を見る』
賞名東京グランプリ
主催者公益財団法人ユニジャパン(第34回東京国際映画祭実行委員会)
期間2021年10月30日 - 11月8日
ウェブサイトhttps://2021.tiff-jp.net/ja/
東京国際映画祭開催史
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第34回東京国際映画祭(だい34かいとうきょうこくさいえいがさい、34th Tokyo International Film Festival)は、2021年令和3年10月30日)から11月8日)の10日間に渡って開催された[1][2]。フランスの女優イザベル・ユペールがコンペティション部門の審査委員長を務めた[3]
概要

今回はプログラミング・ディレクターを2004年より勤めた矢田部吉彦から東京フィルメックスの創設者でもある市山尚三に交代をし、「コロナを超えたその先の映画の在り方を考えていく」、「国際映画祭として『国際』色を高めていく」、「男女平等環境保全などSDGsへ積極的に取り組んでいく」という目的を踏まえ、「越境」というコンセプトを掲げて映画祭が行われた[1][4][5]。それに伴い、部門の改編や上映会場の変更が行われた。部門は前々回以来となる「コンペティション」と「アジアの未来」が復活し[注釈 1]、それに伴い、映画祭の最高賞は前回の「観客賞」から前々回以来となる「東京グランプリ」が授与される。また、「特別招待作品」を「ガラ・セレクション」、「Japan Now」を「Nippon Cinema Now」とそれぞれ名称を変更し、「TIFF シリーズ 部門」を新設した。「ガラ・セレクション」は前回の19作品(特別上映を含む)から10作品に縮小、「Nippon Cinema Now」ではより多様性に富んだ邦画作品を世界に向けて紹介し、「Japan Now」部門で今一番海外へ紹介したい映画人として行った映画界の第一線で活躍してきていた映画人の特集をこれから世界に打って出るであろうアップライジングな新しい才能に焦点をあてる形で特集を組むこととし、吉田恵輔監督の特集を行った[6]。上映会場は2004年からメイン会場として使用されてきた六本木に代わり、今年から日比谷銀座地区に移転し、複数の劇場[注釈 2]を使用して実施した。メイン会場の移転は同時期に開催される東京フィルメックスと会場を隣接することにより観客の鑑賞利便の向上を狙ってのことである[4]

開催期間は10月30日)から11月8日)の10日間開催され、初日が土曜日、最終日が月曜日、開催期間が10日間なのは前回から変わらない。初日に行われるオープニングセレモニーは前回に引き続き東京国際フォーラムのホールC、最終日に行われるクロージングセレモニーはTOHOシネマズ日比谷のスクリーン12にて行われた。また、屋外上映のイベントなどでは東京ミッドタウン日比谷の日比谷ステップ広場にて開催された。オープニング作品はクリント・イーストウッド監督・主演の『クライ・マッチョ』、クロージング作品はミュージカル映画『ディア・エヴァン・ハンセン』が上映された[7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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