第23歩兵師団
創設1942年 5月24日
廃止1945年 12月12日
再編成1954年 12月1日
1956年 4月10日(廃止)
1967年 9月(再編成)
廃止1971年 11月25日
所属政体 アメリカ合衆国
所属組織アメリカ陸軍
部隊編制単位師団
兵種/任務/特性歩兵
愛称アメリカル
Americal
主な戦歴第二次世界大戦
(ガダルカナル島の戦い)
(レイテ島の戦い)
ベトナム戦争
(テト攻勢)
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第23歩兵師団(だいにじゅうさんほへいしだん、U.S.Army 23rd Infantry Division)は、アメリカ陸軍の師団の一つ。1942年の編成当初の名称は、アメリカル師団(Americal Division)であり、師団番号を有していなかった。師団章は南十字星を模したものである。 第二次世界大戦中の1942年5月にニューカレドニア島で編成された。南太平洋においては、日本軍の侵攻が予想され、またアメリカ軍は侵攻に対処する充分な時間を有していなかったために、3個連隊を各個に南太平洋方面へ派遣した。イリノイ州兵
概要
南太平洋に部隊が集結後、部隊規模が師団クラスであったことから、部隊の士気向上の目的も含めて師団名が付けられることとなった。その際、師団長アレクサンダー・パッチ将軍は、部下の進言を受け、アメリカ(America)とニューカレドニア(New Caledonia)を合わせた造語として、アメリカル師団(Americal)と命名した。
アメリカル師団は、第1海兵師団の救援のために、ガダルカナル島へ派遣されたアメリカ陸軍の最初の部隊の一つとなり、そこで日本軍と戦闘を行った(ガダルカナル島の戦い)。部隊の輸送に制約があったために、島への部隊輸送は小刻みに行われた。そのためもあって、海兵隊との共同戦闘を行い、効率的に日本軍に対する戦闘方法を取得することができた。特に第164歩兵連隊は、第1海兵師団の指揮を受け、1942年10月23日から25日にかけての戦闘で大きな功績をあげた。これは、日本陸軍・川口支隊によるヘンダーソン飛行場奪取を目的とした攻勢に対応するものである。
その後、ソロモン諸島北部に投入され、ブーゲンヴィル島において1944年3月8日から開始された日本軍の反撃を第37歩兵師団とともに撃退している。1945年3月以降は、セブ島やミンダナオ島に派遣され、掃討作戦を行っている。 大戦後は解散したものの、朝鮮戦争中の1954年12月1日に第23歩兵師団として再結成され、アメリカル師団は称号として用いられることとなった。この時期は戦闘任務には派遣されず、パナマ運河地帯に駐留を行った。なお、1956年4月10日に再び解散している。 ベトナム戦争中の1967年10月にベトナムで再結成されている。これは師団クラスの戦闘団となっていたタスクフォース・オレゴン(TASK FORCE OREGON)を第23歩兵師団として改編したものである。第11、第196、第198の3個軽歩兵旅団を核としていた。戦闘経験と訓練の不足により、高い評価を得ることはできなかった。なお、第11軽歩兵旅団第20歩兵連隊第1大隊C中隊はソンミ村虐殺事件を起こしている。1971年から1972年にかけて部隊は、徐々に帰国・解散した。なお、ノーマン・シュワルツコフとコリン・パウエルもベトナム戦争中に第23歩兵師団で勤務したことがある。
朝鮮戦争時
ベトナム戦争
表
話
編
歴
アメリカ陸軍 United States Army
主要部隊
総軍・軍
総軍
第1軍
第3軍
第5軍
第6軍
第7軍
第8軍
第10軍
陸軍特殊作戦コマンド
軍団
第1
第3
第5
第18空挺
師団
歩兵・空挺
第1
第2
第3
第4
第7
第10山岳
第23
第24
第25
第32
第82空挺
第101空中強襲
第106
騎兵・機甲
第1騎兵
第1機甲
旅団・連隊
歩兵・空挺
第170歩兵旅団
第172歩兵旅団
第173空挺旅団
第75レンジャー連隊
第442連隊戦闘団
騎兵
第2ストライカー騎兵連隊
第3装甲騎兵連隊
砲兵
第17砲兵旅団
第18砲兵旅団
特殊作戦
第160特殊作戦航空連隊
第1特殊部隊連隊
その他司令部
特殊部隊司令部
特殊作戦支援司令部
民事心理戦司令部
その他部隊
陸軍特殊部隊群
第1特殊戦訓練グループ
第1特殊作戦部隊デルタ分遣隊