第22回日本レコード大賞
受賞対象音楽
開催日1980年12月31日 (1980-12-31)
会場帝国劇場
国 日本
主催社団法人 日本作曲家協会
日本レコード大賞制定委員会
日本レコード大賞実行委員会
司会高橋圭三
渡辺謙太郎
中田喜子
最新受賞者八代亜紀『雨の慕情』
テレビ/ラジオ放送
放送局TBSテレビ
放送時間水曜日19:00 - 20:55
視聴率34.3%
← 第21回
日本レコード大賞
第23回 →
第22回日本レコード大賞(だい22かいにほんレコードたいしょう)は、1980年(昭和55年)12月31日に帝国劇場で行われた、22回目の『日本レコード大賞』である。 第22回の大賞は、八代亜紀の「雨の慕情」に決定した。八代亜紀は初の受賞。大賞の副賞として、トヨタ自動車よりクラウン4ドアハードトップが贈られた。 この年は八代と五木ひろしの激戦で、「五八戦争」として話題となった[1]。審査員の得票(今回は総数59票)は、大賞の一次審査では八代亜紀の「雨の慕情」が28票、五木ひろしの「ふたりの夜明け」が21票、五輪真弓の「恋人よ」が6票、もんた&ブラザーズの「ダンシング・オールナイト」が3票、都はるみの「大阪しぐれ」が1票、その他が0票。決選投票では「雨の慕情」が36票、「ふたりの夜明け」が23票だったが、一次審査で「ふたりの夜明け」に投票した2人が、決選では「雨の慕情」に投票していたことが判明している[2]。 最優秀歌唱賞は、第6回の新人賞(現在でいう最優秀新人賞)、第18回(1976年)の大賞受賞者の都はるみ。初の三冠受賞者となった。 この年に引退した国民的人気歌手山口百恵に特別大衆賞を授与した。 視聴率は9P減の34.3%に転落。9年ぶり30%台に落ち込む。
概要
司会
総合司会:高橋圭三 - 12度目の司会。
司会進行:渡辺謙太郎
司会進行:中田喜子
三雲孝江(会場リポーター) - 2度目の担当。
松宮一彦(審査会場リポーター)
受賞作品・受賞者一覧
日本レコード大賞
「雨の慕情」
歌手:八代亜紀
作詞:阿久悠 - 2年ぶり5度目。
作曲:浜圭介
編曲:竜崎孝路
最優秀歌唱賞
「大阪しぐれ」
歌手:都はるみ - 第6回で新人賞(現在でいう最優秀新人賞)、第18回で大賞を受賞しており、初の三冠を達成。
最優秀新人賞
田原俊彦(曲:「ハッとして!Good」)
特別大衆賞
山口百恵
金賞
「雨の慕情」
歌手:八代亜紀 - 3年連続3度目。前身の歌唱賞を合わせると5年連続7度目。
「あれから一年たちました
歌手:小林幸子 - 2年連続2度目。
「大阪しぐれ」
歌手:都はるみ - 大賞を合わせると4年ぶり2度目。
「銀河伝説」
歌手:岩崎宏美 - 3年連続3度目。前身の歌唱賞を合わせると4年連続4度目。
「恋人よ」
歌手:五輪真弓
「酒場でDABADA」
歌手:沢田研二 - 3年連続3度目。前身の歌唱賞、大衆賞を合わせると4年連続7度目。
「サンタマリアの祈り」
歌手:西城秀樹 - 3年連続3度目。前身の歌唱賞を合わせると6度目。
「ダンシング・オールナイト」
歌手:もんた&ブラザーズ
「ふたりの夜明け」
歌手:五木ひろし - 2年連続2度目。前身の歌唱賞を合わせると7度目。
「私はピアノ」
歌手:高田みづえ
新人賞
岩崎良美(曲:「あなた色のマノン」)
河合奈保子(曲:「ヤング・ボーイ」)
田原俊彦(曲:「ハッとして!Good」)
松田聖子(曲:「青い珊瑚礁」)
松村和子(曲:「帰ってこいよ」)
ベスト・アルバム賞
「逆流」
歌手:長渕剛
「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」
歌手:イエロー・マジック・オーケストラ
「MOONGLOW」
歌手:山下達郎[注釈 1]
作曲賞(中山晋平賞)
「ダンシング・オールナイト」(歌:もんた&ブラザーズ)
作曲:もんたよしのり
編曲賞
「TOKIO」(歌:沢田研二)
編曲:後藤次利
作詩賞(西条八十賞)
「贈る言葉」(歌:海援隊)
作詩:武田鉄矢
特別賞
市丸
佐伯孝夫 - 11年ぶり2度目。
藤山一郎 - 6年ぶり2度目。
企画賞