第10軍団エクェストリス
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第10軍団エクェストリス(ラテン語: Legio X Equestris)とは、ユリウス・カエサルが創設したローマ軍団のひとつ。紀元前61年の創設となり、カエサルのもとで数多くの勝利に貢献した。またカエサルもこの第10軍団を自らの護衛として重用、カエサル直属の軍団としてガリア戦記にその名が記されている。紋章は牡牛。

第10軍団は紀元前45年に軍務を解かれた。しかしその兵士たちはカエサル暗殺(英語版)後のマルクス・アントニウスオクタウィアヌスの闘争に参加する。その後解散、第10軍団ゲミナの中に組み込まれた。
創設

第10軍団は紀元前61年、ヒスパニアにてユリウス・カエサルの命により召集された。その後軍団はポンペイウス召集の第8軍団、第9軍団と合流、カエサルの指揮の下で戦役を重ねる。紋章が牡牛となった理由は召集された月に起因する。そしてヒスパニアにて敵対部族の征圧に従事した。










ローマ軍団/レギオン
役職

指導者

ドゥクス
指揮官

レガトゥス/レガトゥス・レギオニス - トリブヌス/トリブヌス・ミリトゥム
隊長格

プリムス・ピルス - ケントゥリオ - オプティオ - デクリオ
歩兵

ウェリテス - ホプロマクス

軍団一覧

 共和政起源

第1軍団ゲルマニカ - 第2軍団サビナ(アウグスタ) - 第3軍団キュレナイカガッリカ) - 第4軍団マケドニカスキュティカ) - 第5軍団アラウダエ - 第6軍団フェッラタ - 第7軍団パテルナ (クラウディア・ピア・フィデリス) - 第8軍団アウグスタ - 第9軍団トリウムパリス(ヒスパナ) - 第10軍団エクェストリス(ゲミナ) - 第11軍団カルディア - 第12軍団ウィクトリクス

 帝政前期・中期

第1軍団(Legio I)
ゲルマニカ - アディウトリクス - イタリカ - マクリアナ・リベラトリクス - ミネルウァ - パルティカ
第2軍団(Legio II)
アディウトリクス・ピア・フィデリス - アウグスタ - イタリカ - パルティカ - トライアナ・フォルティス
第3軍団(Legio III)
アウグスタ - キュレナイカ - ガッリカ - イタリカ - パルティカ
第4軍団(Legio IV)
マケドニカフラウィア・フェリクス) - スキュティカ
第5軍団(Legio V)
アラウダエ - マケドニカ
第6軍団(Legio VI)
フェッラタ - ウィクトリクス



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