第1降下猟兵軍
[Wikipedia|▼Menu]

第1降下猟兵軍(だい1こうかりょうへいぐん)は第二次世界大戦中におけるドイツ国防軍の編成の1つ。空軍降下猟兵(落下傘部隊)やその他の陸軍部隊により編成された。
概要

1944年9月にオランダ防衛のために編成された部隊であり、展開地域はアントワープからナイメーヘンにかけてであった。フランスより壊走してきたドイツ軍は、連合軍の攻勢に対抗しうる部隊が無く、ベルギー付近の防御体制は手薄であった。そこで、ドイツ空軍のクルト・シュトゥデント上級大将の下に防御部隊を整えることとなった。シュトゥデントは第7降下猟兵師団(戦力消耗状態)のほか、第176歩兵師団、その他の雑多な部隊を組み入れ、第1降下猟兵軍を編成していった。

第1降下猟兵軍は第2SS装甲軍団とともに1944年9月17日からのマーケットガーデン作戦の阻止を行い、連合軍に打撃を与えた。1944年11月からはシュレム大将が指揮を執っている。その後、後退戦闘を行い、1945年3月の連合軍によるライン川渡河のヴァーシティー作戦時には、主にライン川東岸に展開し3個軍団を有していた。ただし、隷下の各師団は兵員数が4,000名を切っているなど消耗状態にあった。連合軍のライン川渡河後は、戦闘によりほぼ戦力を消耗した。










第二次世界大戦中のドイツ軍の編成
軍集団

A

B

C

D

E

F

G

H

アフリカ

ドン

クールラント

リグリア

中央

北方

北ウクライナ

オーバーライン

オストマルク

オストプロイセン

南方

南東

南ウクライナ

チュニジア

ヴァイクセル

西方



第1

第2

第3

第4

第5

第6

第7

第8

第9

第10

第11

第12

第14

第15

第16

第17

第18

第19

第20山岳

第21

第24

第25

ラップランド

ノルウェー

装甲

第1

第2

第3

第4

第5

第6SS

アフリカ

降下猟兵

第1

関連項目

武装親衛隊の編成

ドイツ空軍の編成


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:8304 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef