第九ひろしま
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ポータル クラシック音楽

第九ひろしま(だいくひろしま)は、おおむね毎年12月の第2日曜日または第3日曜日に、広島市西区にある広島サンプラザのホール棟(広島サンプラザホール)で開催される、一般公募で都度結成される合唱団をバックに控えてのベートーヴェン第九」演奏をメインとする音楽興行
運営

本イヴェントを主催しているのは広島の民間放送事業者の一つで、テレビ部門がTBS系列・ラジオ部門がJRN系列NRN系列クロスネット中国放送(RCC)であるが、2002年以降、広島の地方紙でRCCの事実上の親会社である中国新聞も主催に加わっている《それまでは「後援」の立場で関わっていた》。

協賛社には、広島の有力企業を中心に名を連ねてきているが、アサヒビールもまた協賛社の一つとして名を連ねている。そして2005年からは特別協賛の形で、広島(東広島市)に本社を置く食品加工機メーカー大手のサタケも名を連ねている。
概要

1985年の12月12日、広島市西区に建設された広島サンプラザのこけら落としの一環として行われたのが始まり。現行の公演会場の落成記念の一環として開催されたところから歴史が始まっている点で、同類の「第九」イベントである「5000人の第九」(両国国技館)や大阪の「1万人の第九」(大阪城ホール)と共通している。

創始以来、「第九」終楽章の中で最も有名な箇所とされている“練習番号M”(「歓喜」の主題を混声4部合唱が歌い上げる部分)のところで、聴衆も合唱に加わっている。これは現在でも続けられており、聴衆向けの歌唱指導コーナーが公演の中に用意されている。

なお、当初は「8000人の大合唱」という副題が付いていた(2000年以降に解消された)。
プログラム

2部構成となっている。

第1部:ゲスト出演者または“「
第九」ソリスト&管弦楽”によるコンサート

第2部:「第九」の演奏 《回により、この後『蛍の光』の演奏等が入る》

公演終了後、引き続き合唱団の“解団式”が行われる《この点に於いては「5000人の第九」と共通》。解団式では、最後のところで合唱団全体が指揮者・ソリスト陣などと乾杯を交わすなど「5000人の第九」と共通する点も認められるが、一方で合唱参加者(個人又は団体単位)個々の紹介が行われない等の相違点も存在する。
なお乾杯用の飲料として、アサヒビールが協賛社の一つに名を連ねている関係上、同社製ビール又はお茶飲料が振る舞われる《お茶飲料については、アサヒビールと同じアサヒグループHD傘下にある事業子会社・アサヒ飲料の製品が用意される》。

合唱団規模は例年千数百人程度であり、同類のイヴェントと目される「1万人の第九」や「5000人の第九」からすれば規模は小さい。しかし、現在では広島県を中心とする中国地方はもとより、四国・九州地方、関西・東海・首都(関東)各圏からの参加者も散見されるようになってきている。

管弦楽は、中国地方唯一のプロオーケストラである広島交響楽団が毎年受け持っている。ただし、過去に1度だけ海外のオーケストラが受け持ったことがある《この時には、ソリスト陣4人もすべて外国人だった→「沿革」項を参照》。ちなみに海外のオーケストラが単独で管弦楽を務めたケースは、他の2つの大規模「第九」イベントには見られない《なお外国人指揮者がタクトを執ったケースは「5000人の第九」にも前例として存在する》。

RCCが主催のため、イベントの司会進行もRCCのアナウンサー(2023年はRCCラジオ平成ラヂオバラエティごぜん様さま』パーソナリティの横山雄二渕上沙紀。それ以前は2014年から2022年まで横山と当時『ごぜん様さま』パーソナリティの河村綾奈)が務めている。2012年は司会者自体が不在でイベントが行われた。
歴代出演者(公演指揮者・ソリスト陣・ゲスト出演者)

以下列挙の歴代出演者のうち「第九」ソリスト陣については、公演回により、メゾソプラノ歌手がアルト独唱を務めたりしてきているが〔これは「1万人の第九」など他の「第九」催事でも見受けられる〕、ここでは楽曲としての「第九」を演奏するに際して必要となる楽器パートの譜面上に於ける表記方に従って“ソプラノ(S)・アルト(A)・テノール(T)・バリトン(Br)”のパート表記の下で記載することとした。
第1回(「第九ひろしま'85」):1985年12月12日
指揮:渡邉暁雄ソプラノ:常盛寿子、アルト:藤井文子、テノール:日高好一、バリトン:益田遥
第2回(「第九ひろしま'86」):1986年12月21日
指揮:高関健、ゲスト:有村かおりソプラノ:曽我栄子、アルト:丸尾勝代、テノール:日高好一、バリトン:芳野靖夫
第3回(「第九ひろしま'87」):1987年12月20日
指揮:高関健ソプラノ:岡崎智恵子、アルト:小玉妙、テノール:日高好一、バリトン:芳野靖夫
第4回(「第九ひろしま'88」):1988年12月4日
指揮:ハインツ・レーグナーソプラノ:ヘルガ・テルマー、アルト:ユタ・プリエフ、テノール:ヴォルフガング・ミルグラム、バリトン:ヘルマン・クリスティアン・ポルスター
第5回(「第九ひろしま'89」):1989年12月17日
指揮:高関健、ゲスト:黒柳徹子ソプラノ:蒲原史子、アルト:小玉妙、テノール:日高好一、バリトン:久岡昇


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:43 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef