笑い男_(攻殻機動隊)
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笑い男(わらいおとこ)とは、テレビアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』に登場する架空のハッカークラッカー)。目次

1 概要

2 関連する事件

2.1 通称「笑い男事件」

2.2 警視総監殺害未遂事件


3 人物

4 関連事項

5 脚注

5.1 注釈

5.2 出典


概要

テレビアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のストーリーに大きく関わってくるキャラクター。作中では、2024年に発生した企業社長誘拐、身代金要求及びその後発生した同業他社への脅迫、また2030年に発生した警視総監殺害未遂事件の首謀者と世間一般には認識されている。初めて公の前に姿を現した際、素性がバレないように、テレビカメラや電脳などネットワーク上に記録された自身の顔に関する全ての情報に「笑い男マーク(The Laughing Man)」と呼ばれるキャラクターのマークを上書きし、世間を騒がせたことから、その呼び名がついている。

円形の「笑い男マーク」の縁には英語で"I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes(僕は耳と目を閉じ、口をつぐんだ人間になろうと考えた)"

と書かれており、これはJ・D・サリンジャーの文学作品『ライ麦畑でつかまえて』からの引用である。
関連する事件
通称「笑い男事件」

テレビアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の舞台である2030年の6年前、2024年2月1日より約3か月の間に発生したサイバーテロ事件の通称。正式名称は「広域重要081号事件」。セラノ・ゲノミクス社社長のアーネスト瀬良野氏誘拐、広域ネットワークへのハッキング、セラノ・ゲノミクス社のマイクロマシン製造ラインへのウイルスプログラム混入、マイクロマシン製造メーカー6社に対する脅迫が行われた。

事件は2024年2月1日、ある人物がアーネスト氏の電脳をハッキングし誘拐。身代金100億円、金塊100kgを要求した一件を発端とする。アーネスト氏は誘拐以前にも犯行予告を受け取っていたがまともに取り合っていなかった。作中の描写により、アーネスト氏の専属ドライバーをハッキングし、犯人の望む場所でアーネスト氏を降ろすことで、予告を実行したものと思われる。

事件が起きてから、警察は報道管制を敷いて捜査に当たったが、何一つ手がかりがつかめず、事件が大きく動くのは発生から2日後の2月3日であった。

2024年2月3日警察庁会談直前の天気予報のTV生中継現場に、灰色の帽子と青いフードジャンパーを着、拳銃を持った犯人がアーネスト氏を引き連れて現れ、生中継中のテレビカメラの前でアーネスト氏に「真実を公表しろ」と拳銃で脅した。しかしながらアーネスト氏は脅しに屈せず、うまく行かないと踏んだ犯人はアーネスト氏をその場に放置して逃走した。その時点で、犯人の姿はその場にいた全ての人に見えていたものの、誰も犯人の顔を描写できなかった。これは現場にいた人々や駆けつけた警察官の電脳AIつきのロボットカメラ、更には逃走経路にあった監視カメラなど、ネットワークに繋がるデバイスに残された犯人の顔の部分を、後に「笑い男(ホップ=ラッフィングマン)」と呼ばれるようになるマークでリアルタイムに上書きをしたからであった[注 1]。唯一犯行現場周辺にいて犯人を目撃した浮浪者の2人組だけについては、電脳化をしていなかったためハッキング被害を受けることはなかったものの、そもそも犯人が顔を深く隠していた上に2人の記憶自体が曖昧であったため、捜査の役には立たなかった。

その後、自らを「笑い男」と名乗りだした犯人が、セラノ・ゲノミクス社に対しマイクロマシンの製造ラインにウイルスプログラムを混入すると脅迫し、セラノ社の主力商品であった医療用マイクロマシンを販売停止に追い込んだ。その影響で株価が暴落したセラノ社の状況を利用し、他のマイクロマシン製造メーカー6社にも同様の手口で脅迫を行った。

「笑い男」の犯罪被害に対し、政府は被害メーカーに公的資金導入を決定。これをきっかけに笑い男は一切現れなくなり、一連の事件は収束した。しかしながら犯人の特定はなされず、事件は迷宮入り、真相は一般には不明のままになった[1]

あまりにセンセーショナルな事件だった故か、これ以後犯人である「笑い男」の模倣者が数多くの事件を引き起こし、「笑い男マーク」がかばんやTシャツにプリントアウトされ流行するなど一種の社会現象となった。
警視総監殺害未遂事件

通称「笑い男事件」から6年後の2030年6月5日、インターセプターと呼ばれる視聴覚素子の不正使用疑惑に関する記者会見の場で、再び「笑い男」が現れる。出席していた竹川刑事部長の電脳を乗っ取り、同席していた大堂警視総監に向かって、3日後の政治会合の際に襲撃するような発言を残す。

6月8日、会合において大堂警視総監が演説を始めようとした時、電脳が乗っ取られたSPにより総監が襲われたのをきっかけに、次々と「笑い男」を模倣した人物が襲撃に参加するようになる。幸い護衛や公安9課の活躍により、警視総監は負傷はしたものの一命は取り留めた。


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