竹光侍
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『竹光侍』(たけみつざむらい)は、原作:永福一成、漫画:松本大洋による日本漫画。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で2006年から2010年まで連載された、が主人公の時代劇漫画[1]
2007年、第11回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞受賞[2]
2011年、第15回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞[3]
単行本は全8巻[1]
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浪人の瀬能宗一郎は信濃から江戸へ移り住み、長屋に居住して寺子屋の師匠の職に就く。瀬能は江戸で多くの隣人に愛されるが、瀬能の出生の経緯が信濃の大名家の政争と関連しているために、瀬能は政争に巻き込まれる[4]
登場人物
主要登場人物
瀬能宗一郎
信濃より江戸にやってきた狐目の青年侍。団子など甘味が好物の甘党。事情があり、國房という名のを売り払い、竹光を帯刀している。非常に腕が立ち、強い者と立ち会いたいという強い欲求があるため、江戸に来た当初は道場破りを繰り返し、その門弟たちに付け狙われていた。しかしながら自分の中の剣の鬼を追い出したいと考えており、一時は刀を捨て、寺子屋の先生となる事を望む。かたぎ長屋で世話になっており、「宗さん」「先生」などと呼ばれ長屋の住民に慕われているが、その凶悪な剣の腕を見たものには「獣」、「狐」と称される。その出生には本人も知らない秘密があり、そのせいで争いに巻き込まれていくことになる。
木久地真之介
刺客請負、仕損じなしと知られる人斬り。元は百姓だが、貧農であった少年時代を厭い自らを侍であると名乗っている。しかし、雨が好き、馬を見捨てられないなど、その頃の名残も強く残っている。「メシ」という名前の鼠を常に連れている。信濃立石領多岐家に刺客として雇われ、瀬能宗一郎と壮絶な死闘を繰り広げることとなる。
御輿大三朗
旗本の家の三男。家督を継ぐ資格もないので厄介者と称される。かぶき者で、派手な恰好をして江戸を練り歩く事を好む。三日と空けずに陰間に通う男色家。の使い手で美青年の源次を槍持ちとして連れ歩いている。生まれる時代を間違えた、戦場で死にたいと常々言い、次から次へとトラブルの舞い込む宗一郎にも「羨ましい」と言い切った。後に木久地に自身を斬ることを依頼し、源次の見守る中、望み通り剣撃での最期を遂げた[5]
國房
貞元國房作刀。宗一郎が手放した銘刀。一尺九寸五分。稀代の秋水。「立ち枯らし」という異名がある。後に眼帯をした女性の姿で宗一郎の夢に現れ、買い戻せと迫る。その姿は次第に現実にも現れるようになり、質屋から國房を購入した大三朗や、ずっと宗一郎を観察していた勘吉の目にも映るようになっていく。
かたぎ長屋の住人
勘吉
かたぎ長屋の住人。宗一郎の隣の部屋に住んでいる。留吉の息子。法元や宗一郎からは頭抜けて頭の良い子供と呼ばれ、実際、
町方の子供らしからぬ観察力を見せる。宗一郎を慕っている。
留吉
かたぎ長屋の住人。勘吉の父。腕の立つ大工だが賭博癖があり、何度も借財で身を持ち崩している。
ヨシ坊
勘吉の友達。よく鼻を垂らしている。
与左衛門
かたぎ長屋の差配と呼ばれる大家的な存在。かつてはその俊足から「風の与左」と呼ばれた元十手持ちの老人で、今でもかつての子分が知恵を拝借に訪れる。
江戸の人々
お勝
矢場の矢取女。信濃出身で同郷の宗一郎と意気投合し懇意になる。一時、宗一郎に字を習う名目で逢瀬を重ねていたが、矢取女が手習い所に通うことを手習い所の女将に拒まれ、ひらがな全部と「宗・一・郎」の三文字を覚えたところで中止になってしまった[6]
おみつ
宗一郎が毎日通う茶屋の看板娘。かたぎ長屋からほど近く人が集まりやすいが、そのためにトラブルに巻き込まれることも多い。
法元
和尚。与左衛門と幼なじみでよく一緒に将棋囲碁を打っている。
神田の恒五郎
御用聞き。与左衛門の弟子。その捜査能力は与左衛門にも一目置かれている。辻斬事件の捜査中に、宗一郎を疑いかたぎ長屋に接近する。無宿人殺害事件を追ううちに木久地にたどり着くが、当人との会話後、殺害されてしまう。
源次
大三朗に仕える中間。名うての美青年で大三朗に見初められている。本人は男色家ではなく、金のあるときは吉原で遊んでいる。
赤目
木久地のつなぎを務める与太者。奇矯な言動行動が多く、自ら頭が悪いと公言するが、眼が効く。
信濃国立石領多岐家
瀬能宗右衛門
宗一郎の父。信濃随一と呼ばれた
剣客で、宗一郎を厳しく鍛えた。


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