このフィクションに関する記事は、ほとんどがあらすじ・登場人物のエピソードといった物語内容の紹介だけで成り立っています。製作過程や社会的影響、専門家による批評や分析など、作品外部の情報の加筆を行い、現実世界の観点を説明してください。(2016年1月) (使い方)
競女!!!!!!!!
ジャンルオリジナルスポーツ
ギャグコメディ、少年漫画
漫画
作者空詠大智
出版社小学館
掲載誌週刊少年サンデー
レーベル少年サンデーコミックス
発表期間2013年34号 - 2017年22・23合併号
巻数全18巻
話数全177話
アニメ
原作空詠大智
監督橋秀弥
シリーズ構成加戸誉夫
キャラクターデザイン中野圭哉
音楽松尾早人
アニメーション制作XEBEC
製作日本競女振興会
放送局TOKYO MX・BS11ほか
放送期間2016年10月 - 12月
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画・アニメ
ポータル漫画・アニメ
『競女!!!!!!!!』(けいじょ)は、空詠大智による日本の漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館)にて、2013年34号から2017年22・23合併号まで連載された。
ストーリー展開はスポ根マンガのフォーマットを踏襲しているが、登場人物達の日常や競技中などの緊迫したシーンにも、水着姿の胸や尻を強調するお色気シーンがふんだんに盛り込まれている。また、キャラクターが繰り出す技の数々は、作品内ではシリアスな攻防を繰り広げているにもかかわらず、設定や演出があまりにも突飛すぎるためギャグにしか見えないものが多い。作者の空詠自身は、本作を「尻乳(けつにゅー)漫画」と称している[1]。 貧乏な高校3年生の神無のぞみは、尻や胸を使って選手達がランド上での落とし合いを競う公営ギャンブル競技「競女」の世界を知り、一攫千金を狙える競女の選手になることを決意する。のぞみは瀬戸内競女養成学校に入学し、元柔道選手の宮田さやかをはじめ多くの個性的な仲間達と共に数々の試練を乗り越え、やがてプロの競女選手として活躍していく。★が付いているものは公式名がないため、便宜的に名づけたもの。
あらすじ
入試編(HiP1?34)
兵庫県神戸市立新港高等学校の3年生であるのぞみは、体操選手として将来有望視されていたが、体育大学の推薦を蹴り、より多くの金を稼げるプロの競女選手を目指すようになる。ある日、競女の見学で西宮競女場へ訪れ、競技の体験レースに参加した際、元柔道五輪日本代表候補で、のちに盟友かつライバルになるさやかと出会う。会場スタッフでプロの競女選手でもある黒岩静子の勧めで、二人は日本に二つしかない競女養成学校のうちの一つ、瀬戸内競女養成学校への入学を目指す。そこで待ち構えていたのは様々な分野のトップアスリートが40名の狭き門のためにしのぎを削る過酷な入学試験だった。入学試験では、1次試験で垂直飛び、徒競走、尻8の字、2次試験でPKシュート、反応速度テスト、人を背負っての階段登り、そして2回の模擬レースと過酷を極めるが、のぞみ、さやか共に試験に合格し、瀬戸内校への入学を決める。のぞみは模擬レースの第2レースで、エリートクラス圏内の河合花火に落水させられるが、これがきっかけでただ金を稼ぐだけではなく、心の底から「レースに勝ちたい」と思うようになる。
養成学校編(HiP35?89)
瀬戸内競女養成学校に入学したのぞみとさやかだったが、割り当てられたのは毎年落ちこぼれが入る309号室、通称「スイートルーム」だった。二人は同室の青葉風音、豊口のんと共にエリートクラス昇格を目指して切磋琢磨していく。チーム力を試されるヒップトスの授業ではONLYランドの精神を学んだが、その授業を通じてのぞみは青葉の風を読む能力をいち早く見抜き、なかなか心を開かない青葉のことを知ろうと努力し、彼女のクセに気付いて課題を突破。青葉との距離が近付いた。入学してから2か月後、入学後初のランド授業で309号室の生徒4人は、教員の氏部凪とタイプ診断を兼ねた模擬レースを繰り広げる。3人の連携の後に放ったのぞみの一撃は、図らずも真空烈尻(かまいたちを起こすほどの回転エネルギーを用いた空を裂くような一撃)となり、未完成ながらさやからの水着を切り裂いた。以降、氏部には、技の危険性から真空烈尻を禁じられ、カウンタータイプの選手としての道を示唆されるが、のぞみは「レースに勝ちたい」という強い意志をもってインファイターの選手になることを希望し、真空烈尻の教えを乞うた。氏部からその条件として1か月間UTM(氏部特別水着)を着用しての授業を課せられることとなる。全課程の3分の1を終えたところで、一般クラスとエリートクラスのクラス替えレースが行なわれる。各レースともエリートクラスの生徒が必ず一人入っており、昇格の条件はエリートクラスの生徒を倒すことを示唆していた。309号室の生徒では、のぞみ、さやか、豊口の3人は、エリートクラスの生徒に見事勝利したが、青葉のみ実力第1位の日下生美桜の前に敗退を喫した。青葉は元々落ちこぼれだっただけに退学を覚悟していたが、むしろ日下生に禁じ技の乳催眠を使わせたことが氏部に評価され、4人揃ってエリートクラスへ昇格した。その後、エリートクラスの生徒達は強化合宿のために京都に赴き、そこで白雪京子を初めとした現役の競女選手から直接指導を受ける。合宿の全行程を終えた後、恒例行事の東西戦の話題になり、これまで西の瀬戸内校は東の駿河競女養成学校に東西戦で一度も勝ったことがないことを知るが、生徒達は歴史を変えるべく改めて東西戦の勝利を誓い合う。第11回東西戦は東の本拠地である清水競女場で行われたが、練習環境も含め、瀬戸内校の生徒にとっては完全に不利な状況だった。