童夢 F102は、全日本F3000に出場するために開発された、童夢オリジナルのフォーミュラカーである。設計はチーフデザイナーの奥明栄。 1991年、実戦投入を見送られた童夢・F101に代わりオリジナルF3000として実戦デビューを果たした。独創的なF101とは違い、当時多数派だったローラ・T90/50に類似したデザインではあったが、カーボンモノコックに続きトランスミッションなどを自製し、リヤサスペンション設計の自由度を確保する為の課題克服に挑んだ。同シーズン中に3台が出走しているが、空力的な脆さを抱えておりセッティングが決まった時の速さはあっても安定した戦績は得られなかった[1]。
概要
主要諸元
全長:4,285 mm [2]
全幅:1,990 mm
全高:960 mm
ホイールベース:2,685 mm
トレッド(前):1,714.5 mm
トレッド(後):1,585 mm
ブレーキ(前):AP-Racing 製6ポット
ブレーキ(後):AP-Racing 製4ポット
重量:540kg
脚注^ 『レーシングオン183 童夢オリジナルF3000マシンの系譜』ニューズ出版、1995年1月20日、34-35頁。
^ 『AUTOSPORT』株式会社三栄、1992年5月1日。
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