竜騎兵
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「ドラグーン」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「ドラグーン (曖昧さ回避)」をご覧ください。

青木基行の小説については「龍騎兵 (小説)」をご覧ください。
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出典検索?: "竜騎兵" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2018年9月)
エドゥアール・デタイユに描かれたフランスの竜騎兵(イエナ・アウエルシュタットの戦いオーストリア帝国の竜騎兵のヘルメット短銃型のブランダーバス

竜騎兵(りゅうきへい)は、近世ヨーロッパにおける兵科の一つ。一般には火器で武装した騎兵を指すが、その詳しい定義は国や時代により様々である。竜騎兵の起源は16世紀後半に遡り、三十年戦争開始の頃までは乗馬して移動し下馬して戦闘を行う歩兵であった[1]。17世紀以降、乗馬戦闘も行うようになり通常の騎兵との差は少なくなっていった。

英語のドラグーン(dragoon)は、ブランダーバスの発射炎が火を噴くドラゴンのように見え、騎兵向けの短銃型に竜の彫刻が施されており「ドラゴン(dragon)」との通称があったため、後にはこれを用いる騎兵がドラグーンと呼ばれるようになった。また騎兵向けに製造された小型のマスケット銃を「ドラグーン・マスケット」と呼ぶ例もある[2][3]

ブランダーバスに代わってのマスケット銃カービンなどを装備する例もある。またピストルを装備する国もあった。銃の他にはサーベルも携帯し、飾りのついたヘルメットを被り胸甲は付けなかった。

20世紀中期以降には騎兵自体が廃れてしまったため、現在は本来の意味での竜騎兵は存在しない。しかし各国の最前線部隊である戦車部隊空挺部隊等で、その勇ましい伝統を継承する目的から「竜騎兵」を名乗る例が見られる。
各国の竜騎兵

各国の事情により竜騎兵の運用は異なっている。胸甲騎兵の少なかったプロイセンオーストリアでは、竜騎兵は主に重騎兵として使われた。逆に強力な胸甲騎兵やカービン騎兵(英語版)を持つロシアフランスでは軽騎兵として扱われていた。マスケットを持って騎乗した銃士(1724年)

フランスには竜騎兵とは別にマスケットを支給された近衛兵である銃士(Mousquetaire)が存在し、平時には近衛兵としてパリで働くが、戦場では竜騎兵と同じく軽騎兵として戦った。なお銃士は竜騎兵と同じく胸甲は付けなかったが、戦場でも二角帽を被り、サーベルではなくレイピアを携えていた。

スペインの竜騎兵は平時において治安維持のため各都市で勤務していた。ジョルジュ・ビゼーオペラカルメン』はセビリアで働く竜騎兵ドン・ホセが、喧嘩騒ぎを起こしたカルメンを牢まで護送する場面から始まる。将校用の1881年式竜騎兵サーベル(ヨシフ・スターリンの軍装)

多くの国では騎兵と同じサーベルを利用したが、ロシア帝国の竜騎兵は南下政策の影響でコサックらが使用していた彎刀『シャシュカ』に鍔を付けた「1881年式竜騎兵サーベル」を導入した。このサーベルは将校用としてソビエト軍にも受け継がれ、現在のロシア軍も儀礼刀として利用している。

イギリスでは1661年に旧王党派の兵士で構成された第1ロイヤル竜騎兵連隊(1st The Royal Dragoons)が設立され、1969年には王室騎兵隊と統合されブルーズ・アンド・ロイヤルズとなった。軽騎兵として扱う軽竜騎兵(the Light Dragoons)、重騎兵として扱う重竜騎兵(the Heavy Dragoons)が併存しており、軽竜騎兵隊には1793年から王立騎馬砲兵が随伴することになった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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