竜ヶ岳
富士山麓の富士河口湖町富士ヶ嶺から望む竜ヶ岳
標高1,485[1] m
所在地 日本
山梨県南巨摩郡身延町、南都留郡富士河口湖町
静岡県富士宮市
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度26分48.55秒 東経138度35分0.31秒 / 北緯35.4468194度 東経138.5834194度 / 35.4468194; 138.5834194
竜ヶ岳(りゅうがだけ)は、山梨県南巨摩郡身延町、南都留郡富士河口湖町[2] と静岡県富士宮市にまたがる天子山地の最北端に位置する[3]標高1,485 mの山[1][4]。本栖湖の南岸に接し[3]、山域は富士箱根伊豆国立公園の特別地域の指定を受けている[5]。 朝霧高原の北西に位置し、一帯では霧が発生することが多く湿度が高い[4]。山の上部は笹原に覆われている[4]。龍神にまつわる伝説がある[2]。富士山が噴火した際に、本栖湖に潜んでいた竜が流れ出た溶岩の熱さのために逃げ出し、小富士に登って竜ヶ岳と呼ばれるようになったと伝えられている[4][6][7]。信仰の対象の山で、山麓の六斎念仏講の住民により、念仏行法の登頂が行われている[7]。山頂の東中腹に石仏が祀られている[3][7]。山梨県側の北側の山域は山梨県により「本栖の森」として、遊歩道が整備されている[8]。本栖湖畔山麓の山梨県有林では。広葉樹林の自然林が残されている[3][8]。西側の山域の雨ヶ岳の北山腹には川尻金山跡があり、第二次世界大戦の数年後まで採掘が行われていた[8][9]。 ダイヤモンド富士が展望できる山として知られていて、登山やハイキングの対象となる山である[3][4][10][11]。山梨県により山梨百名山の一つに選定されている[12]。かつては山頂部が深い笹に覆われていて登頂が困難であったが[10]、2000年に笹原が切り開かれ登山道が整備された[3][4]。山頂はなだらかな広場となっていて、テーブルとベンチが設置されている[10]。富士山の眺めが良く、南アルプスや八ヶ岳方面の展望できる。[6]2009年6月に登山家の田部井淳子が訪問していた[13]。積雪したり、霜が張ることがある[4]。以下のルートが開設されている[4][14]。代表的な本栖湖キャンプ場からのコース(無雪期・天候良好時)は、山梨県により技術的難易度が「ランクA/(A-E)」(低い-中程度)、体力度が「2/1-10」(低程度、日帰りが可能)とされていて[15]、途中に石仏を祀った祠と展望台となるあずまやが設置されている[10]。南域の一部コースは東海自然歩道を兼ねている。他に南側の毛無山や雨ヶ岳から端足峠を経て天子山地を縦走するコースもある[14][16][17]。
概要
山上に祀られている石仏の祠
登山山頂からは富士山が望める