立教新座中学校・高等学校
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度48分54.3秒 東経139度34分3.3秒 / 北緯35.815083度 東経139.567583度 / 35.815083; 139.567583
立教新座中学校・高等学校(りっきょうにいざちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、埼玉県新座市北野一丁目に所在し、学校法人立教学院が設置・運営している私立男子中学校・高等学校。中学校、高等学校共に内部進学者と入試を経て入学する者とは区別せず混合クラスとなる併設混合型中高一貫校。
教派はキリスト教聖公会である。 学校法人立教学院が設置する[注釈 1]新制高等学校は1948年、「立教高等学校」として池袋キャンパスに設置されたが、より良い環境を求め[1]、1960年、埼玉県新座市に移転する。 校地の取得にあたっては、新座町長並木庄兵衛(当時)による私財を投じた地主との調整や、東武鉄道による土地の買収資金の全額寄付といった、関係者による大きな支えがあったという[2]。 約40年間にわたり中学と高校は所在地がそれぞれ東京都と埼玉県に分かれていたが、2000年に池袋と新座のそれぞれで中高一貫教育を開始し、新座キャンパスでは「立教新座中学校」が新設、立教高等学校は「立教新座高等学校」と改称される。 所定の推薦要件を満たせば内部推薦により立教大学へ進学することが可能である。 制服はあるが、高校生は私服通学が認められている。今でも「立教高校」と呼ばれることがある。 立教大学スクールバス
概要
交通アクセス
東武東上線志木駅 徒歩約15分、西武バス約10分(志木駅南口3番乗り場より「清瀬駅北口行き」または「所沢駅東口行き」で「立教前」バス停下車すぐ)
JR武蔵野線新座駅 徒歩約25分、西武バス約10分(新座駅南口1番乗り場より「北野入口経由 志木駅南口行き」で「立教前」バス停下車すぐ)
2018年度より朝時間帯に大幅な増発が行われ、それに伴い新車が追加導入(いすゞ 新型エルガ LV290)された。2018年度導入車では座席モケットが立教学院オリジナル仕様となっている[3]。
新座キャンパスの施設2013年頃までの校舎全景。中央の赤い建物が旧本館。本館奥の白い建物が2号館・3号館。右端の白い建物が図書館棟。
立教学院新座キャンパス内に所在し、キャンパスでは立教大学観光学部・コミュニティ福祉学部・現代心理学部が隣接している。
中学・高校だけで敷地総面積は93,608m2[4]。
1960年の高等学校移転から、大学キャンパスの開校を通じ、キャンパス内には様々な施設がある。2000年の中高一貫化以来、キャンパス整備が進められている。
2009年の立教学院創立135周年記念「立教未来計画」の教学環境設備支援プロジェクトでは、本館の全面建て替えおよび第一・第二体育館の建て替え計画が盛り込まれていた[5]。 2014年度[18]から全学年6クラス編成(A~F組)[19]となった。2020年現在、1クラス35人程度。 2011年度から[20]全学年8クラス編成(1~8組)[19]。中学校から入学した内部進学生と高等学校から入学した外部進学生とは、高等学校第1学年から混合してクラスを編成する[19]。 第2学年から「他大学進学クラス」(希望制)が原則1クラス設置される。立教大学への被推薦権を放棄し、他大学の受験を希望する生徒が入る。ただし、第3学年秋の時点で立教大学への推薦要件を満たしていれば、被推薦権放棄を撤回できる。 中学では、英語・英会話・数学・国語において習熟度別授業を展開している。 高校では、第1学年から国語総合(現代文・古典)、英語で習熟度別授業を展開している。 埼玉県で唯一、3年間で地学を除く理系の科目をすべて履修することができる。 立教学院の一貫連携教育の一環として、立教大学特別聴講生制度がある。 週1回、学年礼拝・ホームルームの時間がある。学年礼拝は中学1年が水曜の1限、中学2年が水曜8:05?8:25、中3が木曜8:05?8:25。 教科道徳に代わる宗教として、中学2年から週1時間設定されている。
近年の整備
本館2014年3月竣工。老朽化に加え狭隘化した旧本館に代わり、少人数教育の実現・多様な授業への対応を可能にする新校舎を目指して建設された[6]。4階建て。高等学校HR教室、選択教室、階段教室、書写・書道室、調理実習室、家庭科準備室、生徒部、事務室、教員室、学友会室、会議室、当番室、保健室、相談室等がある。
2号館・3号館2002年7月竣工。清水建設施工、佐藤総合計画設計・監理[1]。2号館には中学校HR教室がある。3号館は1階が生徒ホール(学食・売店)、2階がPC教室、技術室等、また本館との連絡通路がある。3階が理科フロア(実験室、階段教室、講義室、準備室)、4階が芸術系フロア(美術室、工芸室、音楽室)、セントポールズ・スタジオとなっている。
学友会館2012年12月竣工。3階建て。本館が竣工するまでは高校教室棟として使用され、「4号館」と呼ばれていた[7]。2014年7月より部室棟として使用。
運動施設
セントポールズフィールド2014年7月完成[8]。総面積約15,299m2[9]。400mのトラックを6レーン(直走路8レーン)、跳躍場、投擲場、ラグビー・アメリカンフットボール兼用のインフィールド(人工芝)を備えた陸上競技場。夜間照明もある[8]。これにより東京六大学で唯一保有していなかった全天候型陸上競技場が新座キャンパスに設置された[8]。日本陸上競技連盟公認4種陸上競技場にも認定されている[8]。
サッカー場2019年3月に全面人工芝のグラウンドに改修された。
プレイグラウンド2010年4月竣工。サッカー場北側にできた、人工芝のフットサルコート[10]。夜間照明もある[11]。
野球場
総合体育館2014年1月竣工。総床面積1,509.410m2、2階建。メインアリーナは2階にあり、バスケットコートを2面とバレーボールコート1面を取ることができる。本館、3号館との連絡通路、エレベーターあり。1階にはサブアリーナ、柔道場、トレーニングルーム、ミーティングルーム等がある。
セントポールズ・ジム2010年3月竣工[12]。2階建て。体操場、剣道場、多目的ホール、体育部部室を有する[13]。
かつて存在した第一体育館(体操場)・第二体育館(剣道場)に代わる新しい体育館である。
旧:第一・第二体育館
旧第一・第二体育館は木造建築であった[10]。解体された第一・第二体育館跡地には立教大学新座キャンパス8号館・4号館増築部(延べ床面積8,500m2、地下1階、地上5階建て。講義室・演習室、PC教室、学生ラウンジ、メディアセンター、講師控室等を配置)[14]が2011年4月竣工した[13]。
セントポールズ・アクアティックセンター(室内温水プール)2015年3月竣工。50メートル10レーンまたは25メートル8レーン×2面として使用可能。個人登録をすることにより個人でも使用することが可能。
プレイコート2010年4月竣工。かつて存在した東寮(寄宿寮)跡地にできた、人工芝のテニスコート2面[10]。夜間照明もある[15]。
従来施設
チャペル〈立教学院聖パウロ礼拝堂〉 - 1963年竣工。
図書館棟1982年竣工、鬼頭梓設計[16]。1階に16万1000冊以上[16]の所蔵がある閲覧室、2階には5つの特別教室や視聴覚教室等がある。2013年1月より2014年3月までは本館校舎建て替えのため、特別教室5教室のうち2教室が高校HR教室代替施設として使用された。
第一学友会館
アントニン・レーモンドの設計により、1960年8月[17]竣工。2014年に新学友会館(4号館)が出来るまでは部室棟として使用し、その後は倉庫として使用していた。2021年8月に取り壊された。
付帯施設
立教学院太刀川記念交流会館2007年竣工。立教学院に関わる多様な人々による多彩な交流活動を目的としたコミュニケーションセンター。
自然観察園(緑地地域)
2010年4月竣工[10]。かつて存在した東寮(寄宿寮)[注釈 2]跡地にできた[10]。
編成
中学校
高等学校
教育課程
普通教育
中学課程
英語英語・英会話では1クラスをS・Rクラスに解体。中学3年英語2クラスは選択で5講座から1つを受講できる。選択科目はSS・Writing・Reading・Speaking&Listening・Basicの5つ。定期試験は英語が中間試験、期末試験、英会話・英語2(中3)は期末試験のみを行っている。
数学中学1、2年生は数量(代数分野)図形(幾何分野)に分けて授業を展開。中学3年は数学と数学演習に授業を分けて展開している。数学演習で習熟度別授業を展開している。(3クラスを同時解体 Sクラス×2 Rクラス×2 Rクラス内でも習熟度別解体を行っている)定期試験はそれぞれ1・2学期中間試験、毎学期期末試験の年5回。
国語中学1年は国語と表現書写の1教科1科目でを展開。表現書写では、クラスを2つに解体。中学2年からは国語αとβの2科目で授業を展開している。中学3年の国語α・βでは3クラスを同時解体し、一般クラス(1クラス約30名×3)と基礎練成クラス(約15名×1)に分け授業を行っている。定期試験は中1の国語と中2・中3の国語α、βで行われており、国語と国語αは1・2学期中間試験、毎学期期末試験の年5回。国語βは毎学期期末試験のみで年3回。
理科中学1・2・3年ともに理科T(生物・物理分野)と理科U(化学・地学分野)に分けて授業を行っている。[21]定期試験は理科1教科の中で理科T・理科Uを解く。それぞれ50点満点。定期試験は1・2学期中間試験、毎学期期末試験の年5回。
社会中学1年は地理分野、中学2年は歴史分野、中学3年は公民分野の授業を行っている。授業において以前までは年間で約6回小テストを行っていた。しかし2017年より中1?中3共通で定期試験は1・2学期中間試験、毎学期期末試験を年5回。
体育1・2学期は学年によって異なるが、テニス・サッカー・ソフトボール・バスケットボール、陸上、水泳などを行う。3学期は全学年持久走、シャトルランなどを行っている。
美術全学年週1時間設定されている。
音楽中学1年は週2時間、2・3年生は週1時間設定されている。定期試験は1・2学期期末試験で年2回の年が多い。
技術・家庭中学1年は技術分野、2年は家庭分野、3年はパソコンを使った授業 (Office) を行っている。3年の最後には集大成としてPowerPointを使用した発表を行う。定期試験は1・2学期期末試験で年2回の年が多い。
高校課程
自由選択科目(高3)毎年70?80に及ぶ講座が開講されている。生徒各自の興味・関心、進路に応じて選択する。
キリスト教教育
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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