立仙 順朗(りっせん じゅんろう、1940年(昭和15年)5月29日-[1])は、フランス文学者、慶應義塾大学名誉教授。専攻は近代フランス文学。サルトル、ブランショの研究を経て、マラルメにおけるポエジーを研究[2]。千葉県船橋市在住。
目次
1 経歴
2 著書
2.1 共著
2.2 翻訳
2.3 主要著作等
2.4 翻訳
2.5 書評
3 出典
経歴
高知県香美郡夜須町出身。
1960年土佐高等学校卒。慶應義塾大学文学部入学。
1964年慶應義塾大学文学部仏文科卒(サルトルを研究。指導教官は白井浩司教授)。同級生に鷲見洋一がいた。
1964年慶應義塾大学文学研究科修士課程入学(ブランショを研究。指導教官は佐藤朔教授)。
1967年慶應義塾大学文学研究科博士課程入学(この頃よりマラルメを研究。指導教官は佐藤朔教授)。
1969年フランス政府給費留学生としてグルノーブル大学に留学(指導教官はLeon Cellier教授[3])。長期休暇中は、生活費を賄うためにアルジェリアの日揮のプラントにおいて通訳の仕事にも従事。美幸夫人(土佐高等学校の同級生)も帯同。
1970年Leon Cellier教授の移籍に伴いパリ・ソルボンヌ大学に転校。美幸夫人と共にサン=シュルピス教会付近に居住。
1973年フランスより帰国し、慶應義塾大学文学研究科博士課程に復学(指導教官は佐藤朔慶應義塾長)。
1974年慶應義塾大学文学研究科博士課程単位取得退学。
1975年慶應義塾大学文学部専任講師。
1977年慶應義塾大学文学部助教授。
1985年慶應義塾大学文学部教授。教え子に築山和也など。
1994年「マラルメの文学」により慶應義塾大学博士(文学)。
2006年定年退職し、慶應義塾大学名誉教授。
著書
『マラルメ:書物と山高帽』水声社,2005年
共著
『十九世紀のフランス文学U』慶應義塾大学出版会,1998年
『人造人間は可能か?』(巽孝之,荻野アンナ編;立仙順朗