窪田等
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くぼた ひとし
窪田 等
プロフィール
本名窪田 等
[1]
性別男性
出身地 日本山梨県[2][3]
生年月日 (1951-03-27) 1951年3月27日(73歳)
職業ナレーター[4]声優
事務所シグマ・セブン[2]
配偶者あり
公式サイト窪田 等|株式会社シグマ・セブン
公称サイズ(時期不明)[3]
身長 / 体重168 cm / 60 kg
活動
活動期間1974年 -
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

窪田等
YouTube
チャンネル

【公式】窪田等の世界

活動期間2020年 -
ジャンル文学作品の朗読
登録者数11.5万人
総再生回数813万回
YouTube Creator Awards

登録者100,000人2022年

チャンネル登録者数・総再生回数は
000000002022-10-08-00002022年10月8日時点。
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窪田 等(くぼた ひとし、1951年昭和26年〉[5]3月27日[2][3] - )は、日本男性ナレーター[4]声優であり、YouTuberでもある。山梨県出身[2][3]シグマ・セブン所属[2]
来歴

小学校の頃、朗読の時間に担任の教師から「アナウンサーになれば」と声を褒められる[6][7]。その頃、テレビ番組『ディズニーランド』のエンドロールで「ナレーター:黒沢良」を見ていた時に、初めて「へえ?、顔を出さずに声だけで場面や状況を説明していくという仕事があるんだなあ」と思い、その時、黒沢に憧れていたと振り返っている[7]。しかしナレーターになりたいとまでは考えていなかったという[7]

子供の頃から飛行機が好きであり、「将来はその整備がやれればいいかな」という漠然とした思いがあり、中学卒業後は工業高校に進学[7]。高校時代はミキシングの作業をやりたいと思い、放送委員会に入部[7]

先輩による各クラブ紹介が行われていた時に、司会をしていた先輩が良い声だったこともあり、聞き惚れる[7]

高校3年生の時に飛行機の整備士になりたいという思いは固まっていたため、日本航空の入社試験を受けていたところ身体検査の結果、「腎臓の病気の恐れがある、これは大変だ」と20日間も入院[7]

退院後、学校の教師から「富士通って会社があるから受けてみたらどうだ?」と言われて富士通に入社し、試験課に配属[7]マレーシアへの転勤話が持ち上がって悩んでいた時に、偶々通勤で乗っていた東急東横線の電車の中で「CMナレーター養成講座 受講生募集」という吊り広告に目に入った[6]。その時に「おもしろそうだな」と思い、高校時代に放送部でラジオ番組を作ってたことを思い出して応募[7]。「マレーシア転勤の話はちょっと待ってください」と会社にお願いしてナレーター養成講座に通い始めてナレーターとしての活動を始める[7]

かつては東京俳優生活協同組合に所属していた[8]

2020年4月21日には、朗読に特化したYouTubeチャンネル『【公式】窪田等の世界』を開設し、同月29日に初めて動画配信を行ってYouTuberとしてデビューした。当時69歳。第1回配信で取り上げた作品は宮沢賢治の文学作品『雨ニモマケズ』(視聴時間 2分27秒)であった。以来、週1回のペースで様々な文学作品の朗読を配信している[9]。2022年8月、チャンネル登録者数が10万人を超え、シルバークリエイターアワード(銀の盾)を獲得した。
人物

ナレーターとして『情熱大陸』(毎日放送[9]や『F1グランプリ』(フジテレビ)関連番組(代表的なものはF1総集編)などで広く認知されている。

明確で分かりやすい口調・過剰に主張しすぎない語り口・抜群の安定感といったナレーション技術に定評がある[5]。「彼の声を聞かない日はない」と言われるほど、あらゆるメディアでのオファーも多く「日本で最も忙しいナレーター」と言われている[5]。多い場合で月に100本を超える仕事をこなしたこともある[5]。キャラクターの声をあてる一般的な「声優」の仕事も数は少ないが行っている。

声優の城達也と声質が似ていたことからF1関連のナレーションを引き継いだ。

同じく声質が似ているとされる中江真司が務めていた『ニンテンドーDS』『Wii』のシリーズCMナレーションも引き継いだ。同じく中江がナレーターを務めていたフジテレビ系トリビアの泉』の2007年11月、2010年2月のスペシャルでもナレーションを担当した。

30年以上も仕事をこなしているにも関わらず喉が痛くなったり声が嗄れたりしたことがないため、業界内では「業界のオバケ」と言われたこともある[9]。体調を崩したり風邪をひいたこともなく、風邪のシーズンでも予防のためにマスクをすることもないという[5]

また、たばこも以前から吸っているが、一時期禁煙をした際に8kgほど太ってしまい、低い声に艶がなくなったような感じがしたという。持ち前の低い声が、高くなってしまったのではないかと感じ、禁煙をやめたとのこと[5]



仕事に対する姿勢

仕事をするにあたっては「番組の主役はあくまでも画面に出ている人や生き物や情景で、ナレーションは原稿を読む脇役の仕事」という認識を持っており、声で感情をぶつけたり過剰な表現や主張は極力避けている(ただし、バラエティー番組は「盛り上げる」、情報番組では「距離感を遠く」、深夜番組「ひとりに語るように」といったように番組によって異なる視聴者への距離感は大事にしている、とのこと[5])。

伝え方にも気を配っており、「『はっきり伝えたい』ということだけではなく、『余韻を持たせて伝えたい』とか『雰囲気をもたせて伝えたい』とかそれから『どこを伝えたい』のか。まず自分の中で『こう伝えたい』と思うところを考える」のだという[5]

なお、自身が嫌いな仕事であっても絶対に断らない主義(「苦しくても楽しいから。ひとつのものを作り上げるのは楽しいから」と語っている)。

「窪田さんにナレーションをお願いしたい」と来た仕事で、たとえキャラクターが違うと思っても「何か新しい発見があるかもしれないからやってみたい」と考えるタイプであり、他の仕事仲間には「そんなに何でもかんでもやらなくてもいいんじゃない?」と言われることもあるという[5]

2020年10月18日放送のバラエティ番組スクール革命!』(日本テレビ)にて、「23年間、『情熱大陸』のナレーションを担当している声優」として、VTR出演した。


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