空飛ぶモンティ・パイソン
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空飛ぶモンティ・パイソン
: Monty Python's Flying Circus
オープニングに登場する巨大な足のイラスト。アーニョロ・ブロンズィーノの作品「愛の寓意」の一部を切り取ったもの。
ジャンルスケッチ・コメディー社会風刺ブラック・ユーモア,シュールレアリスム)、TVシリーズ
脚本グレアム・チャップマン
ジョン・クリーズ
テリー・ギリアム
エリック・アイドル
テリー・ジョーンズ
マイケル・ペイリン
演出ジョン・ハワード・デイビス(第1シリーズ第1 - 4話)
イアン・マクノートン(第1シリーズ第5話 - )
出演者グレアム・チャップマン
ジョン・クリーズ
テリー・ギリアム
エリック・アイドル
テリー・ジョーンズ
マイケル・ペイリン
キャロル・クリーヴランド
オープニングジョン・フィリップ・スーザ
自由の鐘
製作
制作英国放送協会
BBC One(第1 - 第3シリーズ)
BBC Two(第4シリーズ)

放送
放送国・地域 イングランド
放送期間1969年10月5日-1974年12月5日
(4シリーズ45回)
放送時間(30分)
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『空飛ぶモンティ・パイソン』(そらとぶモンティ・パイソン、: Monty Python's Flying Circus、ただし第4(最終)シリーズでは Monty Python のみ)は、1969年から1974年までイギリスのテレビ局 BBC が製作・放送したコメディ番組である。イギリスコメディグループモンティ・パイソンがグループとして制作した初の作品である。
概要

同時代の事件や哲学に敏感に反応するとともに、同性愛や民族・宗教上の差異を扱ったきわどいネタも多く、そのナンセンスさと毒の強さは以後コメディにとどまらず多くの欧米文化に影響を与えた。特に本国イギリスではコメディ番組の時代毎の傾向を(それ以前にもそれ以降にも様々なコメディ番組を輩出したにも拘らず)「パイソン放送以前」(Pre-Python 1969年以前)・「パイソン放送当時」(On-Python 1969年 - 1974年)・「パイソン放送以後」(Post-Python 1975年以降)とカテゴライズするところからも如何にこの番組が英国コメディ番組史に多大な影響と衝撃を与えたかが読み取れる。

また、BBCが公共放送であるにもかかわらず、王室の関係者や政治家の映像、マーガレット王女のぬいぐるみなどをあまり敬意を払わないような使い方でコントに用いることもあった。

番組のオープニングテーマはアメリカの作曲家ジョン・フィリップ・スーザの「自由の鐘」をアレンジ(BBCのスポーツ番組のテーマに使われていたのを転用)したものである。また、オープニングアニメの最後に空から落ちてくる巨大な足のビジュアル・イメージは強烈で、パイソンズのトレードマークとしてしばしば使用される。

モンティ・パイソンの6人が出演しているが、第4シリーズ(最終)ではジョン・クリーズが参加しなかった。その理由として夫婦で関わっていたフォルティ・タワーズが影響していたと考えられる。彼は第2シリーズの後半あたりですでに番組に飽きており、第3シリーズでの出演も半ば義理のようなものだった。第3シリーズの彼は『チーズショップ』のほかは数えるほどしかスケッチを執筆していないが、第4シリーズの時はいくつかのスケッチを提供している(そのため、「脚本」のところに彼の名前がクレジットされている)。手薄になった出演者陣を埋めるためか、アニメーション担当のテリー・ギリアム自身の出演が増えた。

また、西ドイツ向けに特番『空飛ぶモンティ・パイソン ドイツ版』も製作されている。

日本では1976年から1977年にテレビ放映されている。
タイトルの意味

当初番組のタイトルはなかなか決まらなかった。タイトル案は『カナダはどっちだ?』や『フクロウの柔軟体操の時間』などシリーズのサブタイトルにされたものや、『コーンフレークという名のショーはなし』、『ザ・プラスチック・マック・ショー』などといったわけのわからないものばかりだった。

そんな中、本番組をプロデュースすることとなるBBCのプロデューサー、バリー・トゥックは本番組の企画を何としてでも突き通そうとしたため局内での悪評が立ち、やがて番組の企画が皮肉交じりに『トゥック男爵のフライング・サーカス』と呼ばれるようになった。

結果、BBCは番組名を『フライング・サーカス』にするようパイソンズに命令、パイソンズは『?フライング・サーカス』の上の部分を考え、みんなで案を出し合っているうちに『モンティ・パイソンズ?』というアイデアが出、それに決定した。因みに、マイケル・ペイリンは女性雑誌の中から見つけた実在の女性の名前から採った『グゥエン・ディブリーズ?』にしようと考えていた。相当気に入っていたのか、ペイリンは実際の放送の中にも「ディブリー」という名前(または地名)を度々登場させた。
BBCとの対立

彼らの番組はその内容の過激さからBBCの一番の検閲対象となった。初めは彼らが無名だったためBBCもあまり気にはしていなかったのだが(BBCは初回の台本さえ読まなかった)、内容の危なさが分かったころ、しつこく検閲をするようになっていた(第1シリーズの第4話の放送が10月26日、第5話が11月16日と間が空いているのは、BBCが一時検閲のため放送を中止したのが原因)。

第2シリーズ第6話では、アニメ中の「王子はガンで死んでしまいました」というセリフが、再放送時に「ガン」を「壊疽」に差し替えられた(しかも、オリジナルが女性のナレーションだったのに、BBCはその上に男性のナレーションを重ねてしまった)。もっとも有名な検閲は、第3シリーズ第5話の最初のスケッチ、『オール・イングランド プルースト要約選手権』において、「趣味は、動物の首をしめることと、ゴルフと、そして、マスターベーション。」というセリフがあり、ナレーターが「あまりいい趣味ではありませんね。…この辺ではあまりゴルフは人気がありません。」と続けるシーン。BBCは、この「マスターベーション」の部分の音声を消してしまった(そのため視聴者は、「趣味はゴルフ…」でなぜ画面のバックで笑いが起こるのか分からなかった)。また、第3シリーズ第10話では3本のスケッチを丸々カット、他のエピソード用だったスケッチで穴埋めされた。第3シリーズ第12話では、最初のスケッチ『保守党になり代わっての政見放送』を再放送時に丸々カットした(このスケッチは、『40thアニバーサリーBOX』に特典映像として収録されている)。

彼らが自ら規制した稀有な例もある。ジョン・クリーズは再放送時、「キリストが電信柱の十字部分に縛り付けられている」というギリアムのアニメをカットした。また、クリーズは第3シリーズ第10話の検閲に賛成するなど保守的なBBC寄りであった。
本放送「空飛ぶモンティ・パイソンのエピソード一覧」も参照
第1シリーズ(全13話)
1969年10月5日 - 1970年1月11日 日曜22時50分? BBC1記念すべき第1シリーズは、イッツマンの「イッツ…(日本語吹き替え版では「見せて…」)」という台詞で始まる。もともと無名の若手に好きなことをやらせてみようという深夜の実験番組だっただけに、誰もが注目していなかった、吹けば飛ぶような存在の番組だった。その第1シリーズは「道行く人へのインタビュー」、「番組への苦情の手紙」等のスケッチをリンク(つなぎ)するシークエンスが多用されており、もっとも論理を重視したスケッチが多い。また、メンバー同士が仕事を始めたばかりでお互いに敬意を表していたこともあり、全シリーズ中もっとも丁寧につくられ、落ち着いたものとなっている。
第2シリーズ(全13話)
1970年9月15日 - 1970年12月21日 火曜22時10分? BBC1第1シリーズの成功を受けて放送時間帯が深夜からプライムタイムに昇格した第2シリーズは、「アンド・ナウ…(日本語吹き替え版では「それでは…」)」という台詞で始まる。全シリーズでもっとも「構成の妙」が映えている。シャープで無駄のない編集と、広範囲に及ぶネタの種類、そのあたりが「シリーズ最高傑作」と評される所以である。


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