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空港使用料(くうこうしようりょう)とは、空港を利用した航空機(民間機)の運航主体及びその旅客に対し、その空港の管理主体(航空当局や空港会社等)が課す料金等の総称である。 空港使用料は空港使用の対価として空港の管理主体より請求される。料金は航空会社等の運航主体に課されるものと旅客に課されるものに大別される。 一般旅客に課すものは予め航空券購入の際に運賃に上乗せされ、航空会社を介して空港の管理主体に支払われることが多い。 日本の航空会社のコストに占める空港使用料(着陸料、旅客施設使用料、停留料等)の割合は10%程度である[注釈 1][1]。 空港使用料の内容や名称はその空港の料金政策により様々であり、ここでは一般的な料金を挙げる。 料金名称概要
概要
主な空港使用料
着陸料着陸時に航空機が空港のインフラストラクチャーを使用した対価として運航主体に課される料金。着陸毎に当該機体の最大離陸重量に応じて請求されるのが一般的。
停留料
旅客取扱施設利用料ターミナルビルを使用する旅客に対して課される料金。旅客サービス施設使用料とも呼ばれる。共用スペースの諸施設や、空港情報表示システムなどの、旅客サービス設備の整備・運営費用に充当される。略称は PSFC(Passenger Service Facility Charge)または PFC(Passenger Facility Charge)。空港の滞在時間が長く、設備が充実している出発エリアを使用することから、出発客にのみ課すことが多い。
旅客保安サービス料
搭乗橋使用料
⇒成田国際空港株式会社2016年3月期決算説明会資料より
主要前提条件(2016年4月1日時点)
機種:ボーイング777-200型
最大離陸重量:276t
搭乗者数:184人
搭載貨物量:31.2t
1米ドル= 113円、ほか為替レートは2016年4月1日時点
使用料の通貨単位はいずれも「円」
国空港総額着陸料運航主体負担旅客負担
日本羽田7,2493,6001,0792,570
日本成田5,7242,3257892,610
日本関西6,6642,9856393,040
日本中部5,7462,4906862,570
アメリカ合衆国ジョン・F・ケネディ10,9492,3753498,225
イギリスヒースロー26,2641,1653,40721,692
フランスシャルル・ド・ゴール9,7531,0541,2867,413