空の境界 未来福音
the Garden of sinners/recalled out summer
ジャンル伝奇小説・漫画
小説
著者奈須きのこ
イラスト武内崇
出版社星海社
レーベル星海社文庫
発売日2011年11月11日
巻数全1巻
話数小説全2話
漫画全3話(同人誌版のみ収録)
その他初出は同人サークル「竹箒」が2008年8月16日に
コミックマーケット74で頒布した同人誌
関連作品
空の境界
ラジオ『空の境界』
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『空の境界 未来福音』(からのきょうかい みらいふくいん)は、奈須きのこ及び武内崇による日本の伝奇小説・漫画。『空の境界』のサイドストーリーや後日談が収録されている。サブタイトルは「the Garden of sinners/recalled out summer」。
キャッチコピーは「私の世界は二つある。どちらがどちらの影であるかなんて、正直確かめることさえ忘れてしまった」[1]。 2008年8月16日、奈須と武内が数年振りに同人サークル「竹箒」としてコミックマーケット74に参加した際に発売された[2]。奈須の小説『未来福音』2本と武内の漫画『1998年』3本の、計5つの物語から構成される。また、「空の境界 ギャラリー」として、『空の境界』の講談社ノベルス版及び講談社文庫版の表紙5枚と『劇場版 空の境界』のポスター3枚の、計8枚のイラストが収録されている。装幀はハードカバーを採用し[1]、コミックマーケット74で販売されたものには「空の境界ロゴしおり」が付属[3]。なお、同シリーズの公式漫画化は本作が初めて[注 1]。 本作収録の『未来福音・序 Mobius link』は『空の境界』シリーズの中で最も未来を描いた作品である。また、『未来福音 Mobius ring』は『空の境界』のプロット構想段階では存在したが、実際には収録されなかったエピソードが原案とのこと[3][4]。 『空の境界』では両儀式、黒桐幹也、蒼崎橙子の3人を中心に[注 2]、荒耶宗蓮及びその駒[注 3]と協力者[注 4]との闘いが描かれた。一方本作では、本作新登場のキャラクターや『空の境界』の脇役にもスポットが当てられ、群像劇の様相を呈している[注 5]。さらに、物語の黒幕であると同時に影の主人公(アンチヒーロー)[5]である宗蓮自体が登場しない。 本作は第四章公開時に武内崇から同人で『空の境界』の続編を出す提案が出されたことから制作が始まった。原作者の奈須きのこは続編を執筆することに消極的だったが、ufotable制作の『劇場版 空の境界 第四章』の試写会で映像を見た際に執筆を決意。劇場版関係者やファンに対する感謝の気持ちを込めて執筆された[6]。『未来福音・序 』は劇場作品を見た奈須自身の客観的な感想が込められている[7]。 同人誌版の店頭発売日は2008年9月15日[8]で、取扱店舗はアニメイト、ゲーマーズ、とらのあな、ホワイトキャンバス、まんだらけ、メッセサンオー、メロンブックス[1]。また、2011年11月11日に星海社文庫より一般書籍として発売された。
概要