究極タイガー
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究極タイガージャンル縦スクロールシューティング
対応機種アーケード (AC)対応機種一覧

PCエンジン (PCE)
ファミリーコンピュータ (FC)
メガドライブ (MD)
X68000 (X68)
FM TOWNS (FMT)
PlayStation(PS1)
Nintendo Switch
PlayStation 4(PS4)

開発元東亜プラン
運営元タイトー
プログラマー弓削雅稔
上村建也
音楽弓削雅稔
上村建也
人数1 - 2人(交互プレイ)
メディア業務用基板
(916.59キロバイト
稼働時期 1987101987年10月
発売日一覧

PCE
198908041989年8月4日
1989年
FC
198908041989年8月4日
1989年
MD
199102221991年2月22日
1991年
X68
199301151993年1月15日
FMT
199402011994年2月1日
PS1
199608301996年8月30日
Switch/PS4
202110282021年10月28日


デバイス8方向レバー
2ボタン
CPUMC68000 (@ 7 MHz)
Z80 (@ 3.5 MHz)
TMS32010 (@ 3.5 MHz)
サウンドYM3812 (@ 3.5 MHz)
ディスプレイラスタースキャン
縦モニター
320×240ピクセル
54.88Hz
パレット1792色
テンプレートを表示

『究極タイガー』(きゅうきょくタイガー)は、東亜プランが開発した縦スクロールシューティングゲーム。日本では、1987年よりタイトーの販売によるアーケードゲームとして稼働を開始した。日本国外版では『Twin Cobra』というタイトルでリリースされた。後に様々な家庭用ゲーム機やデジタルデバイスに移植されている。詳細は他機種版の節を参照。
概要

同社の『タイガーヘリ』(1985年)の続編であり、自機「バトルタイガー」を操作し、巨大要塞を破壊するのを目的としている。1995年には更なる続編『究極タイガーII』(1995年)が製作されている。

数種類のメインショットの使い分け、画面の半分を覆い尽くすほどの強力なボンバー、高速弾を主体とした激しい敵攻撃などのシステムをバランスよく盛り込み、縦スクロールシューティングゲームにおけるスタイルのスタンダードの1つを完成させた。後年の『雷電』(1990年)などの本作を踏襲した多くのフォロワーが登場している。開発者の1人である上村建也曰く「難しいゲームは長く遊べないからつまらないという意見を真っ向から否定出来る作品」を目指した[1]。前年の『飛翔鮫』(1987年)に続く本作の大ヒットで東亜プランはアーケードシューティングゲームメーカーとしての地位を確立し、多くのシューティングゲームを発売することとなった。

本来は一人プレイ専用(二人の場合は交互にプレイ)のゲームだが、後述する海外版では二人同時プレイが可能。家庭用の移植版「究極タイガーヘリ」には、国内で稼働したかは不明な「二人同時プレイ可能な『究極タイガー』」も収録され、プレイが可能。

ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第2回ゲーメスト大賞」(1988年度)にて、ベストシューティング賞4位、ピュアシューティング賞(編集部特別賞)を獲得、またゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』(1991年)では第42位を獲得した。さらに、PCエンジン版はゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」にてゴールド殿堂入りを獲得した。
ゲーム内容
システム

8方向レバーと2ボタン(ショット、ボンバー)で自機「バトルタイガー」を操作する。ショットは対空と対地共通で飛行機、船、戦車、一部の建物を破壊する。ボンバーは強力な爆弾で弾数表示の分だけ使える。

ステージ最後には大型戦車や要塞等の敵ボスが待ち構えており、撃破するか制限時間を超過するかにより面クリアとなる。

敵弾に被弾または飛行機に衝突するとミスとなり、復帰地点まで戻される。残機が無くなるとゲームオーバー。

またステージ内は複数のエリアに分かれており、ゲームオーバー後にランキングの欄で到達エリア数が表示される。1つのステージ内に設定されている復帰地点の数も多く、短時間の内にミスが連続すると復帰地点を後ろの方へ引き戻される[2]

ステージは10面あり、10面をクリアするとさらに難易度が上昇した1面 - 10面が始まる。そのサイクルをゲームオーバーまで続くループ式。また難易度については16周目まで敵の弾速が上昇する。
アイテム
ショットパワーアップ(S)
特定の敵を倒すと出現、取得するとショットがパワーアップする(10段階)。
武器チェンジ
特定の敵を倒すと出現、丸状アイテムの色が「赤→緑→青→黄→赤…」の順に一定時間で変化する。取得したときの色によりショットの武器が変わる。武器と同じ色で取得すると2,000点獲得。

レッドガン(赤) - 初期装備。自機正面を攻撃する。パワーアップすると攻撃範囲が横に拡がる。直線的で横や後方からの攻撃に多少の苦戦を強いられるが、連射が利くので青の次に有効な装備。

グリーンストーム(緑) - 雑魚を貫通する高威力レーザー。自機正面の狭い範囲を攻撃する。赤以上に直線的かつ横に脆いという欠点はあるものの、一部のボス戦で威力を発揮する。

ブルーアイ(青) - 弾丸を自機前方に扇状に発射する。広範囲を攻撃可能かつ近距離で連射すると大ダメージを与えられる。

イエロークロス(黄) - 前後左右に弾丸を同時に発射する。挟撃などに対応しやすいが、斜め方向は死角となる。

ボンバー(B)
自機の前方に落下し、広範囲の爆発で大きなダメージを与える。ザコ敵を一掃する他、敵弾も消滅できる。ボタンを押してから爆発までに若干のタイムラグがある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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