稲荷町停留場
広島駅方面のホーム
いなりまち
Inari-machi
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稲荷町停留場(いなりまちていりゅうじょう、稲荷町電停)は、広島県広島市南区稲荷町および的場町一丁目にある広島電鉄本線の路面電車停留場である。駅番号はM4。
2025年(令和7年)頃に、本線は当停留場から駅前大橋を通って広島駅に直線的に結ぶルートに変更される予定である。また、その際に当停留場で比治山下方面への系統が分岐することになる予定である。 稲荷町停留場は1912年(大正元年)、本線が広島駅前から紙屋町までの区間が開通[4]したのと同日に開設された[5]。ただし停留場の位置は今より100メートルほど西方[6]、京橋川を渡る軌道専用橋(当時)の東詰に置かれていて、現在稲荷町停留場が置かれている場所には金屋町停留場(きんやちょうていりゅうじょう[7])という別の停留場が置かれていた[8]。この金屋町停留場は戦時中の1942年(昭和17年)に廃止されている[8]。 1945年(昭和20年)8月6日、広島電鉄の市内線は原爆投下で被害を受けたものの、当停留場を含む本線の広島駅前から山口町までの区間は同年10月に復旧を果たした[9]。その後も都市整備は進み、1950年(昭和25年)には軌道専用橋に代わって道路と軌道の併用橋である稲荷大橋が完成、大橋上に軌道が移された[8]。このころに稲荷町停留場は現在の位置、つまり金屋町停留場がかつて存在した場所へと移設されている[8]。 本線はほぼすべての区間で道路上に軌道が敷かれた併用軌道であり、当停留場も道路上にホームが置かれている。 ホームは低床式で上下2面あり、東西方向に伸びる2本の線路を挟みこむように配置されている[6][11]。また上下ホームどうしは稲荷町交差点を挟んで斜向かいに100メートルほど離れていて、交差点の東に広電西広島駅方面の下りホームが、西に広島駅方面の上りホームがある[6][11]。 本線は広島電鉄が運行するすべての系統が乗り入れているが、このうち当停留場には1号線、2号線、6号線、それに0号線が乗り入れる。
歴史
年表
1912年(大正元年)11月23日 - 本線の開通と同時に開業[5]。今より西にあり、現在の位置には金屋町停留場が開業した[8]。
1942年(昭和17年)5月 - 金屋町停留場が廃止[5]。
1945年(昭和20年)
8月6日 - 原爆投下により休止[10]。
10月11日 - 本線の広島駅前 - 山口町間が運行再開[5]。
1950年(昭和25年)ごろ - 現在地に移設[8]。
構造
運行系統「広島電鉄#運行系統」も参照