稲田堤(いなだづつみ)は、神奈川県川崎市多摩区のJR東日本南武線稲田堤駅、京王電鉄相模原線京王稲田堤駅周辺を指す地域名。
町名としては同駅が所在する菅稲田堤(すげいなだづつみ)1-3丁目がある。 同地一帯は元旧橘樹郡稲田村大字菅(すげ)であった。1898年(明治31年)、日清戦争戦勝記念として、稲田村が多摩川右岸堤防に桜を植えて評判となり、桜の名所として稲田堤の呼び名が生じた。1927年(昭和2年)に現在の稲田堤駅である南武鉄道線稲田堤停留場が開業して地域名として定着した。 稲田村は稲田町を経て1938年(昭和13年)に川崎市に合併された。同地域周辺は大字菅のままであったが、1984年(昭和59年)、住居表示実施により菅から分離し独立し、稲田堤駅を一丁目1-1として菅稲田堤の町名が誕生した。1971年(昭和46年)に開業した京王電鉄相模原線京王稲田堤駅は旧来の大字名を継承した菅四丁目1-1とされた。 住宅地の地価は、2014年(平成26年)1月1日の公示地価によれば、菅稲田堤3-5-35の地点で22万9000円/m2となっている。[2]
目次
1 由来
2 地域
2.1 地価
3 施設
3.1 主な店舗
3.2 神社・仏閣
4 交通
5 脚注
6 関連項目
7 外部リンク
由来
地域
旧橘樹郡稲田村大字菅の区域に含まれる現行町名は次のとおり。
菅1-6丁目
菅稲田堤1-3丁目
菅北浦1-5丁目
菅野戸呂
菅仙谷1-4丁目
菅馬場1-4丁目
菅城下
寺尾台:1970年(昭和45年)に、区画整理により生田
1931年(昭和6年)にレコード化された歌謡曲『丘を越えて』の曲は古賀政男が稲田堤の桜見物に来たことをきっかけに生まれたもので、同名の菓子も存在する[1]。
多摩川梨とも呼ばれる長十郎種のナシと、のらぼう菜と呼ばれるセイヨウアブラナの産地である。
菅仙谷には多摩丘陵の南山から続く里山が残っている。
地価
施設
多摩区役所菅連絡所(菅3丁目)
稲田公園(菅稲田堤2丁目)
小沢城址(菅仙谷1丁目)
生田スタジオ(菅仙谷3丁目)
川崎市農業技術支援センター
神奈川県立菅高等学校(菅馬場4丁目)
川崎市立菅中学校(菅城下)
川崎市立南菅中学校(菅馬場4丁目)
川崎市立菅小学校
菅地区は古い寺社が多数ある。
寿福寺
薬師堂(9月の第2日曜日の「菅の獅子舞」は、県無形民俗文化財に指定されている。)
子之神社
八雲神社
玉林寺
菅の六地蔵
交通
鉄道
JR東日本
南武線 :稲田堤駅
京王電鉄
相模原線 : 京王稲田堤駅
道路
神奈川県道・東京都道9号川崎府中線 (府中街道)
川崎市主要地方道幸多摩線 (多摩沿線道路)
脚注^ 稲田堤商店街加盟「菓聖はしば」が2007年に創作した和菓子。
東京新聞「 ⇒稲田堤の青春の味 和菓子『丘を越えて』」2009年7月5日
^ ⇒国土交通省地価公示・都道府県地価調査
関連項目
調布市花火大会
大丸用水
三沢川
川崎ダービー - 「稲田堤ダービー」とも呼ばれた。
稲毛氏
稲田町 (神奈川県)
外部リンク
⇒稲田堤商店街
表
話
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更新日時:2018年12月22日(土)03:26
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