種まく子供たち_小児ガンを体験した七人の物語
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種まく子供たち
小児ガンを体験した七人の物語
著者
佐藤律子(編)
発行日2001年4月
発行元ポプラ社
ジャンルノンフィクション闘病記
日本
言語日本語
ページ数215
公式サイト ⇒種まく子供たち
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『種まく子供たち 小児ガンを体験した七人の物語』(たねまくこどもたち しょうにガンをたいけんしたしちにんのものがたり)は、日本ノンフィクション書籍。編者は和歌山県橋本市の作家・佐藤律子であり、2001年平成13年)4月にポプラ社から出版された。小児がんを体験した子供たちをテーマとした闘病記であり、がんを克服して元気になった3人と、がんで死去した4人、計7人の本人および家族たちから寄せられた体験をもとに構成されている。そのうちの1人の手記は、日本テレビ放送網の『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』内のテレビドラマ最後の夏休み』として2001年8月18日に放映された。
概要

佐藤は1997年(平成9年)9月、当時16歳の次男を小児がんで失った。この次男は死去までに闘病記を記録しており、これが彼の没後、母の佐藤により手製の冊子としてまとめられ、大きな反響を呼んだ[1]。このことで佐藤は、闘病生活を送るほかの子供や家族の応援のために、本書の出版を企画した[2]。それまでほかに出版されていた闘病記には、成人のがんの体験記が多い一方、小児がんの体験記が少なかったことも出版理由の一つだった[2]

企画当初は仲間も見つからず、出版社も7社に断られ、出版は難航した[3]。子供を失った親たちに協力を依頼したものの、親たちから「辛い」との理由などで断られることが多かった[4]。しかし佐藤の長女の全面的な協力により、同じ病気で闘病している子供たちを精神的に支えることを目指したウェブサイト「種まく子供たち」が立ち上げられた[5]。それに加えて学会の会場で協力依頼のちらしを配るなどの活動の末、7人分の体験記が集まり、企画から約3年半を経て出版に至った[2][4]。題名は、闘病している子供たちが世の中に多くの「種」を蒔き続けていると考え、「元気の種」「勇気の種」「思いやりの種」といった種がいつか芽ばえ、人々の心の中で育つことを願って名づけられた[6]。小学生や子供への配慮として、漢字にはふりがながつけられている[7]

本書に登場する子供たち7人のうち3人はそれぞれ病気を克服しているが、4人は故人である。その1人はテレビドラマ『命燃えて』の原案である闘病記『ではまた明日』(ISBN 978-4-7942-0594-0)の著者・西田英史[8]神経膠腫により18歳で死去)、1人は闘病記『私の運命』(ISBN 978-4-88293-192-8)を著した加藤祐子(急性骨髄性白血病により19歳で死去)、1人は佐藤自身の次男である。


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