稚内駅
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この項目では、1928年に開業した「2代目」稚内駅について説明しています。1922年に開業した「初代」稚内駅については「南稚内駅」をご覧ください。

稚内駅
駅舎(2021年11月)
わっかない
Wakkanai

◄W79 南稚内 (2.7 km)

所在地北海道稚内市中央3丁目6-1.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯45度25分1.3秒 東経141度40分37.2秒 / 北緯45.417028度 東経141.677000度 / 45.417028; 141.677000座標: 北緯45度25分1.3秒 東経141度40分37.2秒 / 北緯45.417028度 東経141.677000度 / 45.417028; 141.677000
駅番号○W80
所属事業者北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線■宗谷本線
キロ程259.4 km(旭川起点)
電報略号ワカ
駅構造地上駅
ホーム1面1線
乗車人員
-統計年度-[* 1]39人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日1928年昭和3年)12月26日
備考日本最北端駅
直営駅管理駅
みどりの窓口
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稚内駅(わっかないえき)は、北海道稚内市中央3丁目に所在する北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線である。駅番号はW80[注釈 1]事務管コードは▲121851[1][2]。現存する日本国内の鉄道駅としては最北に所在する[注釈 2]
歴史「南稚内駅#歴史」および「稚泊連絡船」も参照1977年(昭和52年)の宗谷本線稚内駅と周囲約1 km範囲。島式ホーム1面2線でたくさんの副線を持つ。北側の防波堤がかつての稚泊連絡船のターミナルで、先端の駐車場の手前の青い屋根の所にかつて稚内桟橋仮乗降場があった。当時の岸壁の一部は既に埋め立てられているが、路盤はまだ残っている。また稚内駅南東の埋立地への専用線もすでに撤去され、こちらも路盤が残っている。島式ホームの南端の左付近から、倉庫群を挟んで本線の1区画左を走る国道40号の右横に沿う空き地に向けて斜めに残されている路盤は、1975年(昭和50年)頃に現在の位置に切り替わるまで本線が敷かれていた跡である。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

稚内における鉄道は、1922年大正11年)に開業したが、当初の稚内駅は現在の稚内駅の約2 km 南に位置し(南稚内駅の前身、その後移転)[3]南樺太大泊へ向かう鉄道連絡船稚泊航路」への乗船客は徒歩で、貨物は荷車で連絡していた。

この不便を解消するため、1928年昭和3年)12月26日に稚内港駅(わっかないみなとえき)まで鉄道路線が延伸されたのが、当駅の始まりである[4]

1936年(昭和11年)には稚内港の北防波堤桟橋が竣工し、さらに防波堤桟橋内への線路延長敷設工事(約850 m)が始まり、1938年(昭和13年)10月1日から防波堤桟橋内(現:北防波堤ドーム内)に稚内桟橋駅(わっかないさんばしえき)を、稚内港駅の構内乗降場の扱いで設置している[注釈 3][4]

1939年(昭和14年)2月1日に稚内港駅を稚内駅に、稚内駅を南稚内駅に改称した[4]。その後、稚泊航路は1945年(昭和20年)8月以降のソ連軍の南樺太侵攻開始後も樺太からの引揚者輸送に当たり、同年8月24日に稚内港に入港した便を最後に運航停止となって、稚内桟橋駅も実質的に廃止となった[4]

2010年平成22年)1月31日には2番線が廃止されたことにより、単線の駅になった。2011年(平成23年)4月3日には「稚内駅前地区第1種市街地再開発事業」に伴う稚内駅再開発ビル「キタカラ」(KITAcolor)に新しい駅舎(4代目)が開業した(「キタカラ」(KITAcolor)は2012年(平成24年)に全面開業した)[5][6]
年表

1923年大正12年)5月1日:稚泊航路開設[3]

1924年(大正13年)11月10日:稚内連絡待合所開設。

1928年昭和3年)12月26日:宗谷線稚内駅(現在の南稚内駅) - 当駅間延伸開業[4][7]。開業時の駅名は稚内港駅(わっかないみなとえき)[4][7]一般駅

開業時の駅舎は、稚内連絡待合所の建物を改修した上で利用していたと推測されている。「稚泊航路」への連絡を重要としていたため市街地とは反対側の海側に駅舎があった。


1938年(昭和13年)

6月30日:駅舎を市街地側に移転(2代目駅舎)。

10月1日:稚内桟橋駅開業(当駅構内の仮乗降場扱い)[4]


1939年(昭和14年)2月1日:駅名を稚内駅と改称[4]

1945年(昭和20年)8月25日:稚泊連絡船運航停止し、稚内桟橋駅が事実上廃止[4]

1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体である日本国有鉄道(国鉄)に移管。

1952年(昭和27年)11月6日:南稚内駅移転に伴い、南稚内駅との間のキロ程が1.2 kmから2.7 kmに変更[4]

1965年(昭和40年)10月1日:駅舎建替えにより、3代目駅舎使用開始[8]

1967年(昭和42年):指宿駅と「姉妹駅」提携。

9月6日:昭和天皇香淳皇后が道内を行幸啓。稚内駅発、札幌駅行のお召し列車が運転[9]

10月1日:みどりの窓口設置[8]


1970年(昭和45年)3月1日:補助コンテナ基地設置[10]

1973年(昭和48年)10月1日:コンテナ基地に昇格[11][12]

1975年(昭和50年)11月:南稚内駅 - 稚内駅間の高架工事(全長1.1km)が完成[13]。併せてプラットフォームを50 m 延長し有効長250 m とする[14]

1984年(昭和59年)2月1日:貨物取り扱い廃止[10][15][16]、名寄駅 - 稚内駅間の貨物列車も廃止となる[16]


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