稚内市警察
[Wikipedia|▼Menu]

稚内市警察(わっかないしけいさつ)は、かつて存在した北海道稚内市自治体警察。日本最北の自治体警察である。
目次

1 概要

2 エピソード

2.1 稚内警視庁

2.2 ポリス会

2.3 署員による殺人事件


3 関連項目

概要

旧警察法の施行で、従来の北海道警察部(旧北海道庁警察部)が解体され、1948年(昭和23年)3月7日に稚内町警察署が設置された。翌1949年(昭和24年)6月に市制が施行され稚内市警察署と改称した。

その後、1954年(昭和29年)に、旧警察法が全面改正される形で新警察法が公布された。これにより国家地方警察と自治体警察が廃止され、新たに都道府県警察として北海道警察本部が発足。稚内市警察も北海道警察に統合され、姿を消した。
エピソード

稚内市警察は、全国約1600ある自治体警察の中でも数多くのエピソードを残している。
稚内警視庁

自治体警察では、警察職員の服制を定める権限が与えられ、稚内市警察でも、服制を定めることになった。ただ、稚内市警察の服制には、他の自治体警察のものと異なる特徴を有していた。

巡査は、警部補相当の制服を着用

巡査部長は、警部相当の制服を着用

警部補は、警視相当の制服を着用

警部は、警視正相当の制服を着用

警視は、警視長相当の制服を着用

警視正は、警視総監相当の制服を着用

このように、階級が2 - 3ランク上の制服を着用することになり、警視正である稚内市警察長は、警視総監相当の制服を着用することになった。そのため、「稚内警視庁」「北の警視総監」の異名をとるようになった。しかし当時の稚内市警察の構成人員は37人ほどだった。
ポリス会

稚内市警察では親睦団体として、巡査のみで構成されるポリス会が設立された。実際は管理職に対抗する一種の労働組合であった。
署員による殺人事件

ある署員が市会議員と喧嘩になり、遂に死に至らしめる不祥事が発生した。
関連項目

旧警察法

自治体警察 (旧警察法)

国家地方警察

北海道警察

警視庁










旧警察法の自治体警察(1947年 - 1954年)
組織市町村公安委員会 - 警察長 / 組合警察
各地の
自治体警察

北海道地方

北海道(札幌旭川釧路・稚内・留萌苫小牧室蘭小樽北見網走帯広函館

東北地方
青森県(青森弘前八戸

岩手県(盛岡宮古大船渡一関釜石

宮城県(仙台石巻塩釜古川気仙沼

秋田県(秋田能代大館

山形県(山形米沢鶴岡酒田新庄

福島県(福島若松(福島)郡山

関東地方
茨城県(水戸日立土浦

栃木県(宇都宮栃木佐野足利

群馬県(前橋高崎桐生伊勢崎

埼玉県(浦和大宮川越熊谷川口


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:23 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef