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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2013年6月)

ヒエ
ヒエの熟した穂
分類

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 Angiosperms
階級なし:単子葉植物 Monocots
:イネ目 Poales
:イネ科 Poaceae
亜科:キビ亜科 Panicoideae
:キビ連 Paniceae
:ヒエ属 Echinochloa
:ヒエ Echinochloa esculenta

学名
Echinochloa esculenta
和名
ヒエ
英名
Japanese barnyard millet

ヒエ(稗、英名:Japanese barnyard millet、学名: ⇒Echinochloa esculenta (A. Braun) H. Scholz (1992))は、イネ科ヒエ属の植物アイヌ語ではピヤパ。
概要

イヌビエ (zh:稗) ⇒E. crus-galli (L.) Beauv (1812) より栽培化され、穎果穀物として食用にする農作物である。栽培化が行われたのは日本列島を含む東アジア領域と推測されている。

日本列島、朝鮮半島中国東北部といった東北アジアを中心に栽培される品種群と、中国雲南省を中心に栽培される麗江ビエの2大品種群に分かれる。インド栽培されるインドビエ ⇒ E. frumentacea (Roxb.) Link (1827) は、しばしばヒエと同一視されるが、これはコヒメビエ ⇒E. colona (L.) Link (1833) を栽培化したもので、異なる種である。さらにヒエ属の栽培種として、タイヌビエ ⇒E. oryzicola (Vasing.) Vasing. (1934) の栽培型であるモソビエ(未記載種)が、中国雲南省少数民族モソ人によってヒエ酒(蘇里瑪酒・スーリマ酒)醸造用に栽培されている。

ヒエ属の利用には栽培化されていない野生種の種実を採取して食用とする文化も知られており、サハラ砂漠以南のアフリカでは、ブルグ(バンバラ語)E. stagnina (Koen.) Beauv. (1812)など数種が利用されている。

和名に「ヒエ」とつく雑穀シコクビエEleusine coracana (Linn.) Gaertn.とトウジンビエPennisetum typhoideum Rich.がある。前者はオヒシバ属に、後者はチカラシバ属に属し、同じイネ科ではあるがヒエとは縁遠い植物であり、外観も大きく異なる。調理形態もヒエが主に粒食であるのに対して、これらは粉食が主流である。

日本ではかつて重要な主食穀物であったが、昭和期にの増産に成功したことで消費と栽培が廃れ、米農家からは雑草として扱われており、専用の除草剤も市販されている。現代の日本では小鳥の餌など飼料用としての利用が多い。

最近では、優れた栄養価を持ち、また食物繊維も豊富なことから健康食品として見直されつつある。米や小麦に対する食物アレルギーの患者のための主食穀物としての需要も期待されている。しかし、食用としては加工の困難さ等から高価な食材となっており、大麦アワに比べて使用頻度は少ない。
形態
花と果実

小穂は2枚の苞穎(ほうえい)とそれに抱かれた2個の小花からなり、下位の小花は不稔(ふねん、種をつけないこと)である。小花は外穎(がいえい)と内穎(ないえい)に包まれ、その中に鱗被(りんぴ)、雌蕊雄蕊を持つ。下位の不稔の小花の内穎は退化し、外穎と癒合する傾向にある。これらの穎の全てが穎果(えいか)を保護するため、ヒエの穎果は5ないし6枚の穎(えい)によって覆われる。ヒエでは硬化した内穎と外穎が強固に組み合っているため、内穎と外穎が比較的緩やかに組み合うアワやキビより、脱桴(だっぷ、穎の除去)しにくくなるため、ヒエ種子の保存性の高さや精白時に必要な多大の労力、歩留まりの悪さの原因となる。

穎に覆われた状態のヒエの穀粒は長さ2.3?2.1mm、幅1.9?2.1mm、重量3?4mg。穂は密穂型、開散穂型、中間型の3型の品種群に分けられるが、系譜的には相互に関係性はない。


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