この項目では、金融機関の移動店舗となる車両について説明しています。食品の移動販売車については「キッチンカー」をご覧ください。
移動金融車
移動店舗車(いどうてんぽしゃ)とは、主にトラックを改造して車内に金融機関の店舗機能を設置した車両である。(数例のバス改造もあり)一般的には8ナンバー登録特種用途自動車で製造されているが、積載面積の関係で1ナンバー貨物自動車登録の車両も存在する。近年では、移動金融店舗車、金融移動店舗車、移動金融車(登録商標)などとも呼ばれている。 交通が不便な地域や、管轄本支店から距離がある地域での営業活動を行う。1970年代は、店舗拡大が追いつかず、都市近郊の住宅団地における営業用に導入される事例が多かった。その後、都市部では金融機関の店舗や、コンビニエンスストアの現金自動預け払い機(ATM)の普及により、導入する金融機関は減少した。 ところが、2011年の東日本大震災以降、 災害時の臨時店舗(BCP)や、高齢化に伴う人口減少、及び店舗統廃合の代替としての導入事例が増えている。直近では、農林中央金庫が費用を補助し農業協同組合(JAバンク)への導入を進めているほか[1][2]、地方銀行・信用金庫・信用組合等の地域金融機関への導入も加速している[3]。 【都市銀行・地方銀行・信用金庫・信用組合等】 【農協・漁協】
目的
導入金融機関及び愛称
静岡銀行 「しずぎん クルリア」
スルガ銀行 「アクセスビークル」
大垣共立銀行 「ひだ1号」[4]
東北銀行「とうぎんキキララ号」
山陰合同銀行 「ごうぎん・こまち」
福井銀行「ふくぎんKuruza(クルーザー)」
京都銀行 「京銀『ながーい、おつきあい。』号」
常陽銀行「移動相談車」
阿波銀行「あわぎん号」
荘内銀行 「荘銀くらげGO(号)」[5]
滋賀銀行 「しがの助GO!」[6]
青森銀行「aomo-bile あおも?びる」[7]
群馬銀行「この街で」[8]
仙台銀行「どこでも窓口」
もみじ銀行「カープV号」
高知銀行「こうぎん号」
福邦銀行「ふくほう Park Go!」
みなと銀行「みなとキャビン」[9]
西京銀行「ACTシャトル号」[10]
イオン銀行
磐田信用金庫 「ジュビロ号」
吉備信用金庫「スマイル相談車」
京都中央信用金庫「On Your Side 号」
呉信用金庫「スマイルくれもんGO」[11]
ぐんまみらい信用組合「鶴まう号」[12]
鹿児島興業信用組合「こうしんカルガモ号」[13]
七島信用組合「ジャンプくん号」
山梨県民信用組合
JAやまがた 「ふれあい号」
JA北さつま
JAいるま野
JA高知県信連
JA愛知東
JA東京あおば
JAフルーツ山梨
JA利根沼田
JAおうみ富士