秦 九韶(しん きゅうしょう、1208年 - 1268年)は、南宋時代の数学者。字は道古。ただし、生年に関しては異説がある。また、先祖に従って本貫は魯郡としているが、実際には普州安岳県で生まれている(魯郡は当時、金の支配下にあった)。 若い頃は南宋の官僚であった父の秦季?に従って各地を転々とし、父が首都の臨安に赴任した際に太史局
略歴
『数書九章』では、一次合同式をユークリッドの互除法と同等の方法で解くことで中国の剰余定理と同等の結果を得ていた。これはヨーロッパでは19世紀にガウスが発表した方法と同等のものである。
参考文献
李迪 著/大竹茂雄・陸人瑞 訳『中国の数学通史』(森北出版、2002年)ISBN 978-4-627-01941-6
銭宝 編/川原秀城 訳『中国数学史』(みすず書房、1990年)ISBN 978-4-622-04083-5