秋田港駅
旅客駅舎(2019年8月)
あきたこう
Akita port
◄土崎 (1.8 km)
秋田港駅
あきたこう
所在地秋田県秋田市土崎港西一丁目12
所属事業者秋田臨海鉄道
開業年月日1971年(昭和46年)7月7日
廃止年月日2021年(令和3年)4月1日
乗入路線 2 路線
所属路線秋田臨海鉄道線(北線)
キロ程0.0 km(秋田港起点)
(0.5 km) 中島埠頭►
所属路線秋田臨海鉄道線(南線)
キロ程0.0 km(秋田港起点)
(5.4 km) 向浜►
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施設全景(2018年4月)
秋田港駅(あきたこうえき)は、秋田県秋田市土崎港西一丁目にある日本貨物鉄道(JR貨物)・東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線貨物支線(通称:秋田港線)の駅。かつては秋田臨海鉄道線も乗り入れていた。
基本的には貨物専用駅ではあるが、JR東日本が秋田港に寄港するクルーズ船の乗客などを対象とした旅客営業を不定期で行っている(後述)。 地上駅。秋田臨海鉄道線の各駅を発着する貨車を整理する操車場としての機能が強かった。駅構内には、秋田臨海鉄道の機関区や、コンテナを留置するコンテナヤードが設置されている。なお、駅構内の入換作業は秋田臨海鉄道が行っていた。 1995年(平成7年)ごろまで、駅西側の秋田住友ベーク工場へ続く専用線が存在し、メタノール輸送が行われていた。国鉄時代には、秋田港の埠頭まで広がる複数の専用線が敷かれていた。 当駅では、長らく貨物の取り扱いは行われていなかったが、2011年(平成23年)に発生した東日本大震災の津波により、仙台臨海鉄道が長期間不通となっており、同鉄道の仙台埠頭駅で行われていたJR東日本向けのレールの取り扱いが当駅で実施されている。なお、仙台埠頭駅同様、レールは、ラフテレーンクレーンを使用し長物車に積み込まれる。 秋田臨海鉄道が2021年3月いっぱいで事業を終了したため、3月13日のダイヤ改正以降当駅への定期貨物列車の発着は無くなり、同年発売の『貨物時刻表』でも秋田港線区間の時刻欄が削除されている。 秋田港にある製油所や製錬所からの輸送需要の高まりを受けて、昭和前半には多くの貨物列車が通ったが、八橋油田の産出量の低下に伴って貨物列車の本数は減少した。
概要
歴史
年表
1907年(明治40年)4月10日:国鉄の雄物川荷物取扱所(おものがわにもつとりあつかいじょ)として開業[2]。
1919年(大正8年)10月15日:駅に昇格、雄物川駅となる[3]。貨物駅。
1942年(昭和17年)4月1日:小荷物の取扱を開始[1](一般駅となる)。
1944年(昭和19年)4月1日:秋田港駅に改称[1]。
1954年(昭和29年)9月1日:小荷物の取扱を廃止(貨物駅に戻る)[1]。
1971年(昭和46年)7月7日:秋田臨海鉄道線が開業。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、国鉄の駅は日本貨物鉄道(JR貨物)に承継される[1]。
2017年(平成29年)
7月21日:同日付で秋田港に寄港するクルーズ客船の乗客の輸送のため、JR東日本に対して土崎駅 - 当駅間について期間を限定した第二種鉄道事業を許可[4][5]。
8月3日 - 6日:秋田港に寄港するクルーズ客船の乗客専用として、当駅から秋田駅までの旅客列車が4日間で5往復運行された[6]。
2018年(平成30年)
1月26日:同日付で土崎駅 - 当駅間において、JR東日本に対して2018年4月18日から同年11月3日までの第二種鉄道事業を許可[7][8]。
4月18日:専用車両「あきたクルーズ号」を使用した秋田港クルーズ列車が運行開始[9][10][11]。
2019年(平成31年)3月8日:同日付で土崎駅 - 当駅間において、2019年4月11日から同年11月15日までの第二種鉄道事業の事業を許可[12][13]。
2020年(令和2年)10月17日 - 18日:秋田臨海鉄道創業50年記念「秋田臨海鉄道特別公開 2020」のため、参加者向けに秋田駅から団体臨時列車を運行[14]。この年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響により、秋田港へのクルーズ船の寄港がすべて中止となったため、事実上これが当年唯一の旅客列車の発着となる(これに伴う第二種鉄道事業許可等の取り扱いは不明)。
2021年(令和3年)
3月12日:当駅を発着する定期貨物列車の運転が終了。
4月1日:秋田臨海鉄道線廃止に伴い、JR貨物の単独駅となる[15]。なお、この年も秋田港へのクルーズ船の寄港はすべて中止となっている。
2022年(令和4年)4月19日:同日付で土崎駅 - 当駅間において、2022年5月13日から同年11月11日まで特定(観光)目的とした第二種鉄道事業を許可[16]。
旅客列車の発着
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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