秋田内陸縦貫鉄道
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この項目では、企業について説明しています。この企業が運営する鉄道路線については「秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線」をご覧ください。

秋田内陸縦貫鉄道株式会社
Akita Nairiku Jukan Tetsudo Railway Co., Ltd.[1]秋田内陸縦貫鉄道 本社
種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
018-4613
秋田県北秋田市阿仁銀山字下新町41番地1
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯39度59分59.86秒 東経140度24分7.74秒 / 北緯39.9999611度 東経140.4021500度 / 39.9999611; 140.4021500座標: 北緯39度59分59.86秒 東経140度24分7.74秒 / 北緯39.9999611度 東経140.4021500度 / 39.9999611; 140.4021500
設立1984年昭和59年)10月31日[2]
業種陸運業
法人番号1410001006326
事業内容鉄道事業
代表者代表取締役社長 吉田 裕幸
資本金3億円
(2021年3月31日現在[3]
発行済株式総数6,000株
売上高1億3316万0546円(2021年3月期[3]
営業利益△3億9197万8017円(2021年3月期[3]
純利益1078万5339円(2021年3月期[3]
純資産1億8157万7184円(2021年3月31日現在[3]
総資産2億6228万8646円(2021年3月31日現在[3]
従業員数48人
(2018年3月31日現在)
決算期3月31日
主要株主秋田県 38.6%
北秋田市 22.7%
仙北市 15.4%
秋田銀行 4.0%
北都銀行 4.0%
(2019年3月31日現在[4]
関係する人物スーツ(観光列車アドバイザー)
外部リンクhttps://www.akita-nairiku.com/
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秋田内陸縦貫鉄道株式会社(あきたないりくじゅうかんてつどう)は、秋田県北秋田市に本社を置き、同県で秋田内陸線を運営する第三セクター鉄道会社
概要

日本国有鉄道(国鉄)で第1次特定地方交通線に指定された角館線、第2次特定地方交通線に指定された阿仁合線及び両線を結ぶ日本鉄道建設公団建設線(鷹角線)を引き継ぎ、一体的に運営するために設立された秋田県及び沿線自治体等が出資する第三セクターである[2]

1986年、南北の既開業線を分断されたまま転換を受け暫定開業[2]。国鉄から気動車を借入れて営業を行った[2]。1989年に両線を結ぶ新線が開業し、阿仁合線開業以来半世紀以上を経て、沿線住民の悲願がかなうこととなった。

全通と同時に専用車両を用いた急行「もりよし」の運行を開始し、女性の車掌や運転士を登用するなど話題を提供した。しかし、100km近い長大路線であることに加えて、沿線人口や人的交流が少なく、自家用車を使う住民が多い地域に敷設されたため、厳しい経営が続いている。1997年に開業した秋田新幹線の波及効果も限定的で、秋田内陸線の利用客増にはほとんど結びつかなかった。このため「鉄道存続かそれともバス代替か」という議論は、県知事選挙や沿線で開かれる会合などでしばしば取り上げられてきたテーマでもある。

2008年9月、秋田県庁で県知事(当時)の寺田典城北秋田市市長の岸部陞仙北市市長の石黒直次らが秋田内陸線の存廃問題を協議した結果、2012年度まで内陸線を存続させることで合意した。同年度までの5年間の経営実績を踏まえ、存続させるかどうかを再度検討するとした。また、内陸線の安全対策工事費などの補助金を国から得て、2009年度から事業を始め、内陸線の老朽化した橋やトンネル、線路の改修、車両の修理に充てることとなった。

2009年6月30日に行われた取締役会にて、同日付けで任期満了となり社長を退任する岸部陞(当時、市長は退任していた)の後任として、田沢湖高原リフト社長の若杉清一が選定され、同社としては初の民間からの登用となった。

2011年9月より、一身上の都合で辞意を表明していた若杉の後任となる社長を公募。応募者計63名の中から一次審査(書類選考)を通過した11人(うち1人は辞退)が11月14日の個人面接(10人)に臨み、同日の臨時取締役会で神戸市在住の酒井一郎が新社長に選ばれた。

2012年、阿仁合駅のレストラン「こぐま亭」の直営化、急行の1両普通車両化、各駅停車2往復減便などで赤字額を1億9500万円に抑え、県の存続基準2億円を下回り、存続が延長されたが、2015年度の赤字額が3年ぶりに2億円を超える見通しとなった。

2013年、平成25年度の赤字見込み額が1億9983万円と報道されるが、厳しい経営が続いている。

2014年6月、酒井一郎が社長を退任し、後任としてJTB東北からの出向で佐々木琢郎が社長に就任[5]。2017年6月には同じJTB東北からの出向である吉田裕幸に交代した[6]。沿線住民や国内旅行者に加えて、外国人観光客の利用を増やす戦略をとっている[7]
歴史

1984年(昭和59年)10月31日:秋田内陸縦貫鉄道株式会社が設立[2]

1985年(昭和60年)9月11日比立内 - 松葉間に免許。

1986年(昭和61年)11月1日:秋田内陸北線鷹巣 - 比立内間[2]、秋田内陸南線松葉 - 角館間が開業[2]

1989年(平成元年) 4月1日:比立内 - 松葉間が開業(全通)。秋田内陸線に改称。

路線秋田内陸線の小又川橋梁を渡る8809号車と森吉山
(2021年5月12日)

秋田内陸線鷹巣駅 - 角館駅(94.2km 29駅・第1種鉄道事業

利用客数

公式サイト上で1日毎の定期外利用客数を乗車実績として公開している[8]

年度乗車実績(人/年)出典
2013年(平成25年)173,824[9]
2014年(平成26年)160,227[9]
2015年(平成27年)151,071[10]
2016年(平成28年)134,463[10]
2017年(平成29年)147,744[11]
2018年(平成30年)150,387[11]
2019年(令和元年)155,642[12]
2020年(令和02年)78,392[12]
2021年(令和03年)76,186[13]


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