秋津島、秋津洲(あきつしま、あきづしま)
日本の本州の古代の呼称。日本最古の歴史書『古事記』(712年献上)では「大倭豊秋津島」(おおやまととよあきつしま)、また、同じく歴史書『日本書紀』(720年完成)では「大日本豊秋津洲」(おおやまととよあきつしま)と、表記している。国産み#比較表
「国産み神話」に関しては、国産みを参照。
現代の呼称が「本州」であるこの「島」そのものに関しては、本州を参照。
転じて、日本の異名の一つ。日本神話においては、神武天皇が国土を一望してトンボのようだと言ったことが由来とされている。(神話学者の松前健はもともとは吉野郡の蜻蛉の宮、秋津の野(「万葉集」)などで知られた地名が元だとしている。なお「古事記」雄略天皇の吉野の歌にも日本国をアキツシマと呼んでいる記事がある[1] )→ トンボ#日本語名称
日本海軍の軍艦、秋津洲(あきつしま)。2.が名前の由来。
初代秋津洲 (防護巡洋艦)は、明治22年度計画で建造された三等巡洋艦。設計から建造までの全てを初めて日本国内で行った巡洋艦である。のち、二等海防艦→潜水艦母艇