秋桜_(山口百恵の曲)
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「秋桜」
山口百恵シングル
初出アルバム『花ざかり
B面最後の頁
リリース1977年10月1日
ジャンルバラード
歌謡曲
レーベルCBSソニー
作詞・作曲さだまさし
ゴールドディスク


第19回日本レコード大賞・歌唱賞

チャート最高順位

3位(オリコン[1]

1977年度年間35位(オリコン)

1978年度年間92位(オリコン)

12位(ザ・ベストテン

山口百恵 シングル 年表

イミテイション・ゴールド
(1977年)秋桜
(1977年)赤い絆 (レッド・センセーション)
(1977年)

収録アルバム『花ざかり

飛騨の吊り橋
(6)秋桜
(7)あまりりす
(8)


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「秋桜」(コスモス)は、1977年10月1日にリリースされた山口百恵の楽曲で、19枚目のシングルである。発売元はCBSソニー。「日本の歌百選」に選ばれている。
概要.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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出典検索?: "秋桜" 山口百恵の曲 ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2015年1月)

シンガーソングライターさだまさしが作詞・作曲を手掛けた作品である。

1977年当時、山口は阿木燿子宇崎竜童によるいわゆるツッパリ路線の楽曲で売り出していたため、本作をリリースした際には山口に対し「なぜさだの曲を歌うのか」という疑問の声が多かった。また、さだファンからも「なぜ山口の歌を作るのか」という反響もあったという。さだは、山口には日本的な女性らしい面があるのではないかと考え、あえてそれまでのイメージを一変させるような曲作りを行ったという。

リリースされて3週間余りでオリコンの3位にランクされた。その後、ピンク・レディーウォンテッド (指名手配)」とジョー山中人間の証明のテーマ」に次ぐ5週間3位となり、50万枚近いセールスを記録した[注 1]

第19回日本レコード大賞では、本曲によって山口は歌唱賞を、さだは作詞で西条八十賞を受賞した[2]

翌1978年1月19日に第1回が放送された『ザ・ベストテン』では同回の12位が最高で、10位以内のランクインはならなかった(同じく第1回放送時は次のシングル曲である「赤い絆 (レッド・センセーション)」が11位だった)。
エピソード

曲を制作したさだは、山口側から依頼を受けてから督促が来るまで約2年間依頼の事実を忘れていたと言い、その後半年かけて完成したと語っている。さだは提供曲のレコーディングには立ち会うことを常としているが、本作のレコーディングの際にはスタジオに立ち会えなかった。さだが電話で「(結婚をテーマにした作品であるため)まだピンと来ないでしょう?」と尋ねた際、当時18歳だった山口は「はい」と正直に答えている。しかしその後、結婚を期に引退するラスト・コンサートの日(1980年10月5日)に「この歌の意味がようやく分かりました」というメッセージをさだに送っている[3]。楽曲は山口のファルセットを発揮するために高音域を選んだ曲作りがなされている。ただし、歌番組での山口はオリジナル・キーのヘ短調よりも長二度落とし、変ホ短調で歌唱していた。

本作は元々「小春日和」というタイトルだったが、曲を聴いたプロデューサーの酒井政利の提案で「秋桜」に変更となった。当初、さだはタイトルの「秋桜」を ”コスモス” と読ませるつもりはなく、本来の和名である ”あきざくら” とするつもりであった(さだは後に短編小説集『解夏』中に「秋桜(あきざくら)」という作品を出す)。本作のヒットにより ”コスモス” というそれまでになかった読み方が広まるようになった[4]。なお、シングルレコードのジャケットに掲載されている歌詞は、さだの自筆によるものである。

嫁ぐ娘が母を想う歌であり、さだは後に同じシチュエーションを母親の視点から歌った作品「秋の虹」(『家族の肖像』に収録)を制作している。さだは自身の楽曲である「雨やどり」や「親父の一番長い日」などと同様に妹の佐田玲子をイメージして詞を書いたが、玲子は一度も結婚しておらず、2021年現在も独身である。

アレンジを担当した萩田光雄によると、ピアノのイントロ演奏が難しく、こともなげに弾いた羽田健太郎の演奏技術が以降、萩田アレンジの基準になったと述べている[5]

リリースから約半年後、さだがアルバム『私花集』(1978年3月25日リリース)でセルフカバーした。また中森明菜福山雅治平原綾香などポップス・演歌・クラシックなどのジャンルを問わず数多くの歌手によりカバーされている。

NHK紅白歌合戦』では、1992年の第43回、1997年の第48回、2023年の第74回において、さだにより歌唱された。
タイアップ・その他

1982年には、
日立マクセル「maxell・エピタキシャルビデオカセット」のCMソングに使用された。

1995年には、東映映画『日本一短い「母」への手紙』の主題歌として使用された。

2008年12月10日からは、山口の出身地の神奈川県横須賀市にある京急久里浜線京急久里浜駅において接近メロディとして使用されている(付近にある「くりはま花の国」のコスモスをイメージさせる楽曲として採用された)[6]。編曲は塩塚博が手掛けた[7]

収録曲全作詞・作曲: さだまさし
#タイトル作詞作曲・編曲編曲備考時間
1.「秋桜」さだまさしさだまさし萩田光雄 3:34
2.「最後の頁」さだまさしさだまさし佐藤準レコード盤に記載されている曲名は「最後の頁」であるが、インナー・スリーヴに掲載のさだまさし自筆の歌詞では「最后の頁」となっているため、双方の表記が混在する。[注 2]4:17
合計時間:7:51

品番

1977年10月1日 -
EP: 06SH 218(シングル)

1989年3月21日 - 8cmCD: 10EH 3182(「Platinum Single SERIES」 片面: 赤い絆 (レッド・センセーション)

1995年11月22日 - 8cmCD: SRDL 4131

2004年6月23日 - 8cmCD: MHCL 10036(オリジナル・カラオケ、『花ざかり』 初回紙ジャケ仕様盤)

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カバーした主なアーティスト

さだまさしによるセルフカバーは『私花集(アンソロジー)』(1978年)、『帰郷』(1986年)および『続帰郷』(1999年)に収録されている。また、ライヴ録音も多数ある。

陳麗斯(曲名:七月雨中)『一生享有真?』(広東語、1978年)

?(曲名:我何妨留下)『永恆精選1979』(広東語、1979年)

河合奈保子『ブリリアント』(1982年)

ダーク・ダックス『花詩集』(1984年)

アルバート・アウ(曲名:秋分)『秋分』(広東語、1988年)

ヨリンダ・ヤン(曲名:深夜港灣)『甄楚倩』(広東語、1988年)

北原ミレイ『20周年アニバーサリィ・ベスト・セレクションW』(1991年)

ノーランズ (曲名:AUTUMN CHERRY "COSMOS")『PLAYBACK Part2』(英語、1991年)

佐田玲子『本当は泣きたいのに』(1992年)

倍賞千恵子『日本のこころ』(1992年)


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