私立図書館
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私立図書館(しりつとしょかん、わたくしりつとしょかん)とは民間団体、あるいは個人が管理する、私立の図書館である。
目次

1 日本の私立図書館

1.1 主な私立図書館

1.1.1 図書館法上の私立図書館

1.1.2 その他の私立図書館

1.1.3 活動停止



2 各国の私立図書館

2.1 主な私立図書館


3 脚注

3.1 注釈

3.2 出典


4 参考文献

5 関連項目

日本の私立図書館

広義には、公立の図書館に対し、民間団体や個人が設立・運営する図書館を総称していう。私設文庫ともいい、また、個人が設立したものは個人文庫ともいう[1]

狭義には、図書館法上の規定である、「図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーシヨン等に資することを目的とする施設」(第2条)のうち、「日本赤十字社又は一般社団法人若しくは一般財団法人の設置する図書館」(第2条第2項)をいう。1950年の図書館法制定当時は「民法第34条の法人」(公益法人)と規定されていたが、1952年日本赤十字社法施行にともない日本赤十字社が追加され[2]、さらに、公益法人制度改革にともない、2008年から現行の規定となった[3]。ただし、この規定に当てはまる私立図書館は少なく、文部科学省の『平成27年度社会教育調査』(2015年10月1日現在)では23館[4]日本図書館協会の『日本の図書館 統計と名簿 2015』(2015年4月1日現在)では20館[5][6]となっている。それ以外の民間団体(企業など)や個人が設立・運営する図書館は、図書館法上は「図書館同種施設」(第29条)に分類される。

私立図書館は公立図書館と異なり、利用者から入館や閲覧に際して料金を徴収することを妨げられていない(図書館法第28条)。また多くの私立図書館が設置者の意図に沿った資料収集、公開を行う専門図書館であることが多い。

かつては地元の篤志家によって成立された私立図書館が日本中に数多くあったが、運営資金の問題から継続性に乏しく、また公共性に鑑みて公立に衣替えしたところも多い。
主な私立図書館
図書館法上の私立図書館

2017年現在、日本図書館協会は、以下の19館を図書館法上の私立図書館としている[7][注釈 1]
ふきのとう子ども図書館(公益財団法人ふきのとう文庫) - 北海道札幌市西区。児童書。 ⇒[1]

クローバー子供図書館(公益財団法人金森和心会) - 福島県郡山市針生ヶ丘病院の関連施設。児童書。 ⇒[2]

成田山仏教図書館(公益財団法人成田山文化財団) - 千葉県成田市成田山新勝寺の関連施設。仏教書。

一般財団法人米本図書館 - 千葉県香取郡多古町

一般財団法人石川武美記念図書館 - 東京都千代田区。女性雑誌が専門。

公益財団法人三康文化研究所附属三康図書館 - 東京都港区西武鉄道増上寺が共同で設立。旧大橋図書館蔵書、仏教・宗教書。

公益財団法人東京子ども図書館 - 東京都中野区。児童書が専門。

立正佼成会付属佼成図書文書館 - 東京都杉並区立正佼成会が運営。

一般財団法人眉丈文庫 - 富山県高岡市

ライブラリー82(公益財団法人八十二文化財団) - 長野県長野市八十二銀行の関連施設。金融関連および長野県の郷土資料。

公益財団法人培本塾附属図書館 - 静岡県牧之原市。 ⇒[3]

神宮文庫 - 三重県伊勢市


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