私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
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「わたモテ」と「ワタモテ」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「私モテ」をご覧ください。

この作品の主題歌については「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い/Tears BREAKER」をご覧ください。

私がモテてどうすんだ」とは異なります。

私がモテないのは
どう考えてもお前らが悪い!


ジャンル学園ギャグ
漫画
作者谷川ニコ
出版社スクウェア・エニックス
掲載サイトガンガンONLINE
レーベルガンガンコミックスONLINE
発表期間2011年8月4日 -
巻数既刊24巻(2023年11月10日現在)
漫画:
私の友達がモテないのは
どう考えてもお前らが悪い。
作者谷川ニコ
出版社スクウェア・エニックス
掲載誌月刊ガンガンJOKER
レーベルガンガンコミックスONLINE
発表号2013年2月号 - 2015年8月号
発表期間2013年1月22日 - 2015年7月22日
巻数全1巻
その他番外編掲載:2019年7月号
2021年1月号 - 2月号
アニメ
原作谷川ニコ
監督大沼心
シリーズ構成吉岡たかを
脚本吉岡たかを、平林佐和子
関根アユミ、伊神貴世
キャラクターデザイン古川英樹
音楽Sadesper Record
アニメーション制作SILVER LINK.
製作テレビ東京、ワタモテ製作委員会
放送局テレビ東京ほか
放送期間2013年7月8日 - 9月23日
話数全12話 + OVA 1話(OAD)
ラジオ:ワタモテRADIO
配信期間2013年7月16日 - 2014年3月18日
配信サイトHiBiKi Radio Station
配信日隔週火曜日配信
配信回数全28回
配信形式収録ストリーミング
パーソナリティ橘田いずみ
提供ワタモテ製作委員会
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメラジオ

『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』(わたしがモテないのはどうかんがえてもおまえらがわるい)は、谷川ニコによる日本漫画スクウェア・エニックスウェブコミック配信サイト『ガンガンONLINE』2011年8月4日更新分から毎月2回更新で連載中。スクウェア・エニックス毎週新連載プロジェクト16(1stシーズン)第5弾作品[1]。略称は「私モテ」[注 1]、「ワタモテ」[注 2]、「わたモテ」[注 3]
概要

高校生活に馴染めず、孤独を感じている「喪女」(モテない女性)の女子高生の日常や、彼女が他者と繋がろうとおかしくも切ない奮闘をコメディタッチに描いた作品。また、登場人物が増えるにつれ、主人公の主観劇だけではなく女子高生たちの微妙に噛み合わない日常を描く群像劇としての側面も強くなっている。各話は「喪(算用数字)」でカウントされ、サブタイトルは全て「モテないし-」から始まる。別カウントの「特別編」もある。

単行本1巻あたりおよそ10話前後収録されており、智子の高校生活に連動した時系列でストーリーが進む。喪1(1巻)の時点で高校入学から約2か月経過しており、喪39(5巻)から2年生に進学、喪68(8巻)から2年生二学期となりそのまま修学旅行編へ、喪82(9巻)から修学旅行後の学校生活、喪122(12巻)以降は3年生となる。

また、中学2年生の時代を描いたスピンオフ4コマ漫画『私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い。』(わたしのともだちがモテないのはどうかんがえてもおまえらがわるい)も存在する。略称は「友モテ」、「トモモテ」。

単行本第1巻は『ガンガンONLINE』史上最速で10万部を突破[2]。単行本2巻の発売時には、同誌掲載の『男子高校生の日常』などと共に「高校生の日常キャンペーン」が展開された。

コミックナタリー主催の、現役マンガ編集者が選ぶ「第1回マンガ秋100」(2012年秋)においては第2位を獲得。『乙嫁語り』(森薫)、『3月のライオン』(羽海野チカ)を上回る票数を確保した。投票した編集者からは「今の中高生の気分をちゃんと拾い上げていて、うめえなあーと思う。(中略)悔しいです!」などのコメントが寄せられた[3]

2012年12月にテレビアニメ化が発表され[4]、2013年7月8日から9月23日まで放送された。劇中で描写されたのは1年生2学期の途中である喪34(4巻)までの範囲である。またアニメ終了後も修学旅行編を機に群像劇に寄せたことによって「近年再び人気が盛り上がっている」と評されている[5]
4chanでの流行

本作は海外の匿名画像掲示板である4chan/a/(アニメ・マンガ掲示板)で最初にブレイクした[6]。4chanは他のフォーラムと比較して非モテやオタクの傾向が強い掲示板であり、非リア充の主人公は彼らの共感を集め、黒木智子はアノンたち(4chanの名無しさん)を象徴する存在とみなされた[7]

その後、日本語圏のネットにその人気が逆輸入する形で口コミを重ね評判となった[8]。やがて一般層にも「共感できる」「面白いけど切ない」などの反響を呼び[9]、2015年1月時点でコミックス累計200万部を突破[10]、2020年3月時点でコミックス累計330万部を突破するベストセラーとなる[11]

作者の谷川ニコ(二人組)は、外国のファンから送られたTwitterのメッセージの中に「(どの国でも)みんな同じだよ」と書かれていたことが印象的だったという[12]。それを受けて、単行本1巻の帯では「海外の2ちゃん的な掲示板で大人気!!」と書かれていた。なおアニメ化直後の2013年8月にはNHKの海外向け国際放送「NHKワールド」の番組「imagine-nation」で特集された[13]。2013年10月29日には英語版の第一巻が米国などで発売され、米Amazon.comではコミックス・小説部門の売り上げ1位にまで上昇している[14]

作者の谷川は「正直4chとかで盛り上がらなかったら、アニメはもちろん今頃漫画が終わってた可能性もありますね」とTwitter上で発言している[15]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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