ふくかわ しんじ
福川 伸次
2013年5月2日、イギリスにて
生誕 (1932-03-08) 1932年3月8日(92歳)
東京府
国籍 日本
出身校東京大学法学部第1類卒業[1]
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福川 伸次(ふくかわ しんじ、1932年3月8日 - )は、日本の通産官僚・実業家。学校法人東洋大学総長(2018年12月より)。通商産業事務次官・株式会社神戸製鋼所副会長・株式会社電通総研社長・学校法人東洋大学理事長などを歴任した。
来歴2013年5月2日、日英21世紀委員会第30回合同会議の参加者らと
東京府出身。父の福川篤四郎は鉄道官僚で運輸省鉄道総局総務長官などを務めた。東京都立第八高等学校(現:東京都立小山台高等学校)から慶應義塾大学工学部に進むも転学し、1955年3月に東京大学法学部卒業。
大臣官房企画室長、大平正芳内閣総理大臣秘書官、貿易局長、通産大臣官房長、産業政策局長を経て、1986年6月から1988年6月まで事務次官。中曽根内閣からの要請で、1986年4月に起こったチェルノブイリ原子力発電所事故をきっかけに、省内で台頭してきた原発撤退派を排除する使命を担ったとされる。
退官後は、1990年に神戸製鋼副社長、1994年に副会長に就任するも、同年11月に電通総研社長に移籍。2002年から電通顧問を務めた。非常勤を含む多くの役職を歴任し、ジェットスター・ジャパン株式会社の会長も務めた。2003年3月より学校法人東洋大学理事、2012年12月から学校法人東洋大学理事長に就任。2016年1月に東洋大学に開設したグローバル・イノベーション学研究センター長に、竹中平蔵を東洋大学国際地域学部国際地域学科教授兼務として迎え入れることに尽力した。2018年12月、学校法人東洋大学理事長を退任し、総長に就任。
その他、公益財団法人稲盛財団副理事長[2]、公益財団法人東芝国際交流財団副理事長[3]、一般財団法人NHKインターナショナル評議員[4]などを務める。
略歴
1955年3月 東京大学法学部第1類(私法コース)卒業[1]。
1955年4月 通商産業省入省。
1955年7月 鉱山局鉱政課(アラビア石油の設立業務に参画)[5][6]。
1957年7月 大臣官房総務課法令審査補佐員[7][8]。
1960年3月 重工業局鉄鋼業務課[8]。
1962年6月 企業局産業資金課長補佐[9]。
1964年12月 日本貿易振興会アムステルダム駐在[10]。
1968年7月 大臣官房企画室法令審査委員[11]。
1968年11月 大平正芳通商産業大臣秘書官[11]。
1970年7月 企業局企業第二課長(産業税制、企業の生産性向上などを所管)[12]。
1972年6月 通商局市場第二課長(欧州、中近東、アフリカ所管)[12]。
1973年7月 大臣官房企画室長[13]。
1975年3月 生活産業局繊維製品課長[5][13]。
1977年6月 産業政策局産業資金課長[13]。