福島第一原子力発電所
2007年の航空写真
種類原子力発電所
電気事業者東京電力
所在地 日本
〒979-1392
福島県双葉郡大熊町大字夫沢
字北原22番地
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯37度25分17秒 東経141度02分01秒 / 北緯37.42139度 東経141.03361度 / 37.42139; 141.03361
福島第一原子力発電所(ふくしまだいいちげんしりょくはつでんしょ、英称:Fukushima Daiichi Nuclear Power Station[1])は、福島県双葉郡大熊町・双葉町に立地した、東京電力の廃止された原子力発電所である。略称は福島第一原発(ふくしまだいいちげんぱつ)、1F(いちエフ)。
1973年1月に1号機の運転が開始され、以降1979年までに6号機までの6つの原子炉が順次運転を開始した。2011年(平成23年)3月11日、1 - 4号機において東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に起因する炉心溶融や建屋爆発事故などが連続発生し、INESレベル7に分類される重大事故が発生した。それを受け、翌年4月に事故を起こした1 - 4号機が廃止、定期点検中で比較的被害も少なかった5・6号機も再稼働することなく2014年1月に廃止された。現在は全ての原子炉において廃炉作業が続けられている。
2023年8月24日、ALPS処理水の海洋放出を開始した[2][3][4][5][6]。
概要」の一つである[注釈 1]。同社の供給区域北限である大津港駅より約80km北方に位置する[8]。1971年3月に1号機の営業運転を開始したが、2014年1月までに全機が廃止された。かつてギネスブックにおいて、「(世界)最大の原子力発電所」として認定されたことがある[9][注釈 2]。
2011年(平成23年)3月11日、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に起因して1 - 4号機で炉心溶融や建屋爆発事故などが連続して発生し、1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故と同じINESレベル7に分類される重大事故(福島第一原子力発電所事故)を引き起こした。
2012年4月19日、1 - 4号機が電気事業法上も廃止。2013年12月18日、5・6号機は震災当日定期点検中であり比較的被害が少なかったが、再稼働することなく廃止を決定。2014年1月31日、5・6号機が廃止される。
2022年現在、廃炉作業が行われており、順調に進行すれば2041年から2051年頃までに完了する見込みとなっている。[10]。 同発電所の原子炉はすべて、米国のゼネラル・エレクトリック社 (GE) によって設計されたものを基本としている。プラント施工工事は鹿島建設によって行われた[11][12]。7、8号機については建設計画を進めていたが、2011年3月の原発事故の影響で、2011年5月、計画を正式中止する旨の発表がなされた。 プラント
発電設備概要
総出力:0 kW(全機廃止)
ナンバー原子炉形式[13]格納容器
型式[14]運転開始定格電気
出力主契約者[15]建設工事費[16]現況
原子炉タービン
発電機付属設備
1号機沸騰水型軽水炉 (BWR-3)Mark-11971年3月26日46.0万kWGEGEGE約390億円東北地方太平洋沖地震および
福島第一原子力発電所事故により破損、事故停止
2012年4月19日付で廃止
2号機沸騰水型軽水炉 (BWR-4)Mark-11974年7月18日78.4万kWGEGE東芝約560億円
3号機沸騰水型軽水炉 (BWR-4)Mark-11976年3月27日78.4万kW東芝東芝東芝約620億円
4号機沸騰水型軽水炉 (BWR-4)Mark-11978年10月12日78.4万kW日立日立日立約800億円
5号機沸騰水型軽水炉 (BWR-4)Mark-11978年4月18日78.4万kW東芝東芝東芝約900億円東北地方太平洋沖地震当日定期点検のため停止中
再稼働せず2014年1月31日付で廃止
6号機沸騰水型軽水炉 (BWR-5)Mark-21979年10月24日110万kWGEGE東芝約1750億円
7号機改良型沸騰水型軽水炉 (ABWR)計画中止