福島県浜通り地震
[Wikipedia|▼Menu]

福島県浜通り地震
震源の位置(USGS)
.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}
地震の震央の位置を示した地図
本震
発生日2011年平成23年)4月11日
発生時刻17時16分12秒(JST
震央 日本 福島県浜通り
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度56.7分 東経140度40.3秒 / 北緯36.9450度 東経140.011194度 / 36.9450; 140.011194座標: 北緯36度56.7分 東経140度40.3秒 / 北緯36.9450度 東経140.011194度 / 36.9450; 140.011194
震源の深さ6 km
規模   マグニチュード(M)7.0
最大震度   震度6弱:福島県いわき市古殿町中島村茨城県鉾田市
津波なし
地震の種類東北地方太平洋沖地震余震
大陸プレート内地震(正断層型)
被害
死傷者数死者4人、負傷者10人注1
注1: 総務省消防庁発表による。
出典:特に注記がない場合は気象庁による。
プロジェクト:地球科学
プロジェクト:災害
テンプレートを表示

福島県浜通り地震(ふくしまけんはまどおりじしん)は、2011年平成23年)4月11日17時16分、福島県浜通り震源として発生した地震。地震の規模はマグニチュード7.0で、福島県と茨城県で最大震度6弱を観測した。
概要

福島県浜通りの北緯36度56.7分、東経140度40.3分、深さ約6kmを震源とする地震。規模気象庁マグニチュードはMj7.0、モーメントマグニチュードは、アメリカ地質調査所ではMw6.6(W-phase)から6.7(CMT)[1]、気象庁ではMw6.6(遠地)[2]、6.7(CMT)[3]、Mw6.8(近地)[4]と解析されている。福島県浜通り・中通りと茨城県南部で最大震度6弱を観測した。

この地震の発震機構は東北東 - 西南西方向に張力軸を持つ正断層型であり、地殻内で発生した地震(大陸プレート内地震)であるとされる。気象庁東北地方太平洋沖地震の震源域で発生した余震であるとしたが、プレート境界域における海溝型地震であった東北地方太平洋沖地震とは、地震発生のメカニズムが異なる。東北地方太平洋沖地震の震源域における西南端部での発生ではあるが、大きな海溝型地震に誘発されて内陸部の断層がずれることで発生する誘発地震とみることもできる。

茨城県北部や福島県浜通り地方では東北地方太平洋沖地震以前はほとんど地震活動はなかったが、3月11日以降活動が活発化した。この地震活動は大きく南北2つの領域で発生していた。南北2つの領域の間ではこれまで地震がほとんど発生していなかったが、4月11日の地震はこの間を埋める領域で発生した[5]

気象庁は地震発生直後、茨城県沿岸に津波警報を発表し、宮城県福島県千葉県九十九里外房津波注意報を出したが、震源域が主に陸域であったため、4日前の宮城県沖地震同様、津波は観測されず[6]、同日18時05分に全て解除した。

なお、翌日14時07分には福島県中通りを震源とするマグニチュード6.4の地震が発生し、福島県浜通り(いわき市)・茨城県北部(北茨城市)で震度6弱の揺れを観測した。(後述の通り)

翌年2012年4月11日には土砂崩れの現場で余震としては唯一の一周忌の合同追悼行事が行われた。
震源断層「井戸沢断層」も参照

推定活断層とされていたが、大きな地震の発生が予想されていなかった井戸沢断層・湯ノ岳断層の活動によるもので、井戸沢断層の西側延長線に沿って明瞭な正断層型の地震断層が出現した。さらに産業技術総合研究所の調査では井戸沢断層の他に湯ノ岳断層と未知の断層である塩ノ平断層の活動が確認された。これらの断層が数秒の間隔で動いた事による地震としている[7]。なお、2011年9月に井戸沢断層付近で行われたトレンチ掘削調査[8]の結果では、ひとつ前の活動時期が12500?17000年前で、869年の貞観地震の際に活動した痕跡は見出せなかった[9]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:98 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef