福岡貨物ターミナル駅
歩道橋から構内を望む(2017年5月)
ふくおかかもつターミナル
Fukuoka Kamotsu Terminal
◄千早(操) (2.2 km)
福岡貨物ターミナル駅(ふくおかかもつターミナルえき)は、福岡県福岡市東区箱崎ふ頭二丁目に駅事務所を置く日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅である。鹿児島本線貨物支線(博多臨港線)の終着駅で、福岡県の鉄道貨物輸送の拠点駅の一つである。 地上駅。コンテナホームは3面あり、島式2面、単式1面となるように荷役線が5本接している[5]。ホームは駅構内の北側にあり、南側は着発線となっている[5]。着発線は8本ある[5]。 ホーム上にはコンテナの検修庫、着発線の西側には貨車の検修庫が置かれている[5]。営業窓口であるJR貨物九州北部支店も駅構内にある[6]。 2014年3月15日改正時点では、高速貨物列車のみ1日21往復発着するほか、臨時列車の設定もある[7]。 上り列車の行き先は、東京貨物ターミナル駅が最多で、大阪貨物ターミナル駅や名古屋貨物ターミナル駅、新潟貨物ターミナル駅、仙台貨物ターミナル駅、札幌貨物ターミナル駅などがある[7]。なお、鹿児島本線を当駅以南(熊本駅など)へ向かう貨車の多くは当駅を経由し継走されるが、その逆、本州方面へ向かう場合は直通列車で輸送されることが多い。 福岡市を中心とする福岡県西部をエリアとしている。また新福岡郵便局への郵便物も当駅より運ばれている。 駅は博多港箱崎埠頭に立地しており、周囲は日本通運など運送業者の施設が集まっている。駅の西側及び北側は福岡高速道路が通り、東側は国道3号、その東側を西鉄貝塚線・福岡市地下鉄箱崎線が通っている。最寄駅は貝塚駅や箱崎九大前駅である。駅の西側には福山通運福岡箱崎営業所、ヤマト運輸東福岡営業所
歴史
1975年(昭和50年)3月10日:国鉄の駅として開業[1]。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR貨物の駅となる。
1989年(平成元年)8月:香椎機関区が、香椎操車場から当駅構内に移転し、福岡機関区に改称[2]。検修庫が設置される。
機関車の配置はなく博多臨港線のディーゼル機関車の運転業務及び貨車の検修業務を所管[3]。
1995年(平成7年)3月:福岡貨物ターミナル駅と福岡機関区を統合し、福岡総合鉄道部を設置[2]。
2011年(平成23年)3月:鹿児島本線の貨物輸送力増強事業が完了し、本州方面との間で1,300t列車(コンテナ車26両編成)の運行を開始[4]。
駅構造
構内
構内終端部
取扱貨物の種別
鉄道コンテナ貨物
12ftコンテナ、20 ft・30ft大型コンテナ、20 ft・40 ft海上コンテナを取り扱う。これはJR貨物が取り扱う全種類のコンテナである。
産業廃棄物・特別産業廃棄物の取扱許可を得ている。
貨物列車
トラック集配エリア
その他
当駅から北九州貨物ターミナル駅経由で名古屋貨物ターミナル駅まで福山通運専用貨物列車「福山レールエクスプレス号」、当駅から名古屋貨物ターミナル駅まで西濃運輸ブロックトレイン「カンガルーライナーNF64」が運行されている[8][9]。
駅周辺
隣の駅
現存区間
日本貨物鉄道(JR貨物)
鹿児島本線(博多臨港線)千早操車場 - 福岡貨物ターミナル駅
廃止区間
日本貨物鉄道(JR貨物)
鹿児島本線(博多臨港線)福岡貨物ターミナル駅 - 博多港駅
脚注[脚注の使い方]
注釈body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper{margin-top:0.3em}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ul,body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ol{margin-top:0}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper--small-font{font-size:90%}
出典^ 「福岡貨物ターミナル 3月10日に開業」『交通新聞』交通協力会、1975年1月29日、1面。
^ a b 『鉄道ピクトリアル』2000年1月号(No.680)p.36
^ 『鉄道ピクトリアル』1992年3月臨時増刊号(No.557)p.46
^ Logistics Today『JR貨物、長編成列車の福岡延長工事が竣工