『禁書』
ALI PROJECT の スタジオ・アルバム
リリース2008年8月27日
録音2008年
日本
ジャンルJ-POP
時間49分41秒
レーベル徳間ジャパン/ZAZOU Records
(TKCU-77132)
チャート最高順位
週間14位(オリコン)
登場回数7回(オリコン)
ALI PROJECT アルバム 年表
Psychedelic Insanity
(2007年)禁書
(2008年)Poison
(2009年)
『禁書』収録のシングル
「月夜のピエレット」
リリース: 1997年5月21日
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『禁書』(きんしょ)は、宝野アリカと片倉三起也による日本の音楽ユニット・ALI PROJECTの通算10枚目[1]のオリジナルアルバム。2008年8月27日に徳間ジャパンコミュニケーションズから発売された。 オリジナルアルバムとしての前作、『Psychedelic Insanity』からおよそ1年ぶりのリリース。ボーナス・トラック扱いである『月夜のピエレット』を除くと、収録曲数や最終トラックがインストゥルメンタルである点が前作や前々作(Dilettante)と共通である。ジャケットでは様々な本が収められた本棚を前に宝野が写っており、今回はメガネにミニスカートの出で立ち。その演奏や歌唱故か、歌詞カードには、ノイズと思える音は効果として挿入していることについての注意書きがある。なお、ALI PROJECTの2008年のツアーの名称は『禁書発禁』である。 私こそがあなたの描いた妄想 現(うつつ)など捨てて来よ ここは禁断bibliotheque--- (全作詞:宝野アリカ、作曲・編曲:片倉三起也)
概要
キャッチコピー
収録曲
神風 [4:38]
いわゆる大和ソング(愛と誠・勇侠青春謳・青嵐血風録など)に分類される楽曲。ALI PROJECTの楽曲としては珍しい「大サビ」が含まれる。
Bメロにエルネスト・レクオーナの『3つの小品 - 第1曲 ベルフラワー』が引用されている。
サビにエルネスト・レクオーナの『19世紀のキューバ舞曲集 La Cardenense』が引用されている。
黙示録前戯 [4:41]
ヘヴィメタル風の楽曲。『密猟区』(Dilettante収録)に近い雰囲気になるように作詞された。
イントロにBIG FISH AUDIO社のサンプル音源『NU METAL CITY 2
ヘテロ失楽園 [4:48]
「西アジア風」と表現される楽曲。ヘテロには(同性愛の対抗概念としての)異性愛者という意味があるが、歌詞中に「私は私を愛する」・「僕は僕に恋する」といった旨の表現が見られる。また失楽園とはアダムとイヴの楽園追放を著わした挿話であるが、歌詞中に「アダムとイブ」が何度か登場する。
アウトロの鳥の鳴き声にBIG FISH AUDIO社のサンプル音源『HIP HOP EXOTICA
眠れる豹 [4:22]
ギター曲。片倉によると各アルバムに1曲はギター曲が収録されるという。「恋愛もの」の歌詞。
血の断章 [4:24]
ALI PROJECT「定番」の楽曲。宝野によると「近親相姦もの」の歌詞。
イントロにSample Magicのサンプル音源『Sunset Sessions
禁書 [4:36]
表題と同名曲。ALI PROJECT「定番」のシンフォニック・ロックの楽曲。歌詞に登場する「図書館」の部分は、「bibliotheque」と唄われており、これはフランス語で図書館を意味する。
雪華懺悔心中 [4:16]
「ぜっかざんげしんじゅう」と読む。「和風」の楽曲。本来は『わが揩スし悪の華』の代わりに当楽曲が『コードギアス 反逆のルルーシュR2』エンディングテーマとして起用される予定であった。
イントロにエルネスト・レクオーナの『3つの小品 - 第3曲 プルチネラ』が引用されている。
イントロにBIG FISH AUDIO社のサンプル音源『SYMPHONIC MANOEUVRES