『禁じられたマリコ』（きんじられたマリコ）は、1985年11月5日から1986年1月28日までTBS系で毎週火曜日20時00分 - 20時54分（JST）に放送された、放映された日本のテレビドラマ。全12話。 全く身に憶えの無い殺人の罪を父親が着せられた上に、警官に凶悪殺人犯として射殺されてしまうという幼児体験から超能力を持ってしまった少女が、さまざまな悲劇に巻き込まれながらも懸命に生きていく。そして亡父の無実の罪を晴らすため、悪の超能力者との戦いを決意する。しかし、黒幕の前田耕一郎は実の父であり、その妻・弘子は父と信じていた高木と離婚した実母だという衝撃の事実を知る。 当時人気アイドルだった岡田有希子の初主演作品であったが、放送終了3か月後に自殺。結果として岡田有希子唯一の連続ドラマ主演作品となった（他には1985年7月1日に『月曜ドラマランド』枠で放送された単発ドラマ『かぐや姫とんで初体験?!』のみ）。
概要
スタッフ
脚本：今井詔二
音楽：奥慶一
監督：石田勝心、萩原鐡太郎
プロデューサー：武田和（東宝）、樋口祐三、忠隈昌（TBS）
撮影：市原康至
美術：末広冨治郎
助監督：門奈克雄
各話放送日サブタイトル監督視聴率
第1回1985年11月5日恐るべき少女石田勝心14.9%
第2回11月12日17歳だから戦う8.6%
第3回11月19日人格破壊が始まる日!9.5%
第4回11月26日生きていてもいいですか萩原鐡太郎10.5%
第5回12月3日裏切り者と呼ばれて…7.7%
第6回12月10日私はあなたを許さない!7.8%
第7回12月17日あの胸に抱かれたい江崎実生8.8%
第8回12月24日クリスマスが見えない!松森健6.9%
第9回1986年1月7日もう一人の超能力少女萩原鐡太郎9.5%
第10回1月14日死の実験室松森健9.0%
第11回1月21日超能力者2対110.3%
最終回1月28日聖少女?最後の戦い!萩原鐡太郎11.2%
平均視聴率9.6%（視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ）
再放送
TBSは1986年4月半ばから17時の関東ローカル枠で再放送を予定していたが、岡田の自殺により急遽中止。以降TBSでは再放送は行われなかった（系列の地方局では再放送が行われた）。
系列外では1989年、ミヤギテレビ（日本テレビ系）夕方ドラマ枠「4時の招待席」にて、同年秋には読売テレビ（日本テレビ系準キー局）で深夜に、テレビ大阪やUHBでも再放送された。本番組の再放送はこの時期を最後に途絶えており、BS-TBSやTBSチャンネルなどのBS・CSでは一切放送されていない。
再放送以外の二次利用も行われておらず、番組のDVD化やParaviでの配信も行われていない。
北陸放送では同じ時間枠に『太陽にほえろ!』（日本テレビ）を遅れネットで放送していた。岡田の自殺もあり、現在に至って一度も放送されていない。
テレビ山口では同じ時間枠に『火曜ワイドスペシャル』（フジテレビ）を同時ネットで放送していた。
関連項目
嘉悦大学当時は嘉悦女子短期大学。麻里子・美也子が通う「華門女子高等学校」としてロケに使用された。
向ヶ丘遊園第9回「もう一人の超能力少女」のストーリー前半、耕一郎・弘子が話し合う場面のロケ地として使用。